佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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南谷真鈴さん

エキスプローラーズ・グランドスラム 世界最年少達成記録保持者


「山不良」じゃないですか

佐々木

真鈴ちゃんだって、同じでしょう? 世の中の人のステレオタイプで考えると、とても過酷に思えたり、厳しく思えたりするかもしれないけど、私たちはそう思ってない。たとえば私、高校の時も学校の先生に「よくかをりちゃんは不良にならないわね。その環境でグレないわね、えらい」って言われたけど、私も、たぶん真鈴ちゃんも、なんとも思っていない。きっと違う道に行こうとすれば、行けるだけの、さまざまな状況はあったのに。

南谷

「山不良」じゃないですか。(笑)

佐々木

「山不良」か。町で煙草吸うんじゃなくて、山に登ってる、みたいな。「山不良」。(笑)そういう意味では、私は「バイト不良」か。(笑)

南谷

時給400円で。(笑)

佐々木

真鈴ちゃんの、自分の考え方の特徴とかってありますか? つまり、グレることなく、悲しみに落ち込むことなく、まあ、落ちたこともあるのかもしれないけど……。

南谷

ある。話せないですが、ある。

佐々木

それは、今度飲みに行きながら(笑)。でも、結局、何だかんだ、いろんな課題がありながら、前進してきている。世の中の人は、実は皆同じように苦しみがあって、同じように悲しみがあるんだけど、それを悲しいとか、苦しいとか、嫌だとか、辛いとか言ったり、「おまえのせいだ!」と言いながら生きていく人と、それはそれで置いといて、とりあえず前に行く人と、大きく分けると2種類いるということなのかな、と思うんだけど。


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