I statementは、YOHEIさんの投稿にあるように、「みんな」「社会」をつくる要素としての「わたし」の貢献であり、基本ルールであると私は考えています。25歳にして、このように考えているのは素晴らしいと思い、尊敬します。自分自身がどう感じているのか、どうしたらいいと思っているのか、自分だったらどのようにするのか、などを、「自分のことに限定して話す」ことが、 I statement です。
I statement の一つの背景に、反対語としての You statement があります。「You=あなた」を主語にするとは何かを考えると、少し、その答えが見えてくるかもしれません。たとえば、部下から、友人から相談を受けた時、どんな会話をしていますか。「あなたのそういうところが悪い」「あなたがあんなことしたから、こうなった」と、相手を主語にして話すことはありませんか? または、他人の様子を見た時、「あの人、ああいうことをするから嫌よね」「彼は、ここを直さないといけない」などと、他人を主語にしていませんか。これらの発言を辞めよう、というのが、I statement の大きな背景です。
同時に We statement とも違います。「私たちは、皆、こう思っています」「みんなも、そう言ってます」「女性だったら、こう感じると思います」「東京の人は、こうだと思うんですが」などの発言も、根拠がありません。
I statement では、「私があなたの立場だったら、こうすると思います」「私は似たような経験があり、その時は、こう対応しました」という一人ひとり表現をしますから、hot-smileさんのご心配になる「私はこう思うから、みんなもそうだよね?」のような押し付けはありません。最後の「みんなもそうだよね?」を、「私はこう思います。みなさんはどうですか?」に変えればOKですね。NOと回答したgomakitiさんの投稿も、しっかりI statement になっていますよ! 「このような考えはどうだろう」と発言するのは、一般論ではありません。まさに、I statementです。