イー・ウーマン（ewoman）

強力なバックアップがあってこそ（xiadi・兵庫県・41）

スーパーウーマンから程遠い私としては、体力、気力、経済力に支えられてこそ良い親でいられる面があります。働きながらの子育ては、周囲の協力があって成立するものと考えます。子どもが幼く、夫がまるで要領を得なかった時期は、子どもに対してとても冷酷な母親だったし、怒ってばかりいたように思います。何度となく夫婦喧嘩を繰り返し、子どもと向き合う時間と余裕を勝ち得た今は、子育てそのものも楽しくなりました。

考えたことがなかったです（あきんぼ・東京都・43）

17歳の息子がいますが、良い親でありたいか？なんて考えたことがなく、とまどってます。基本的な衣食住と、将来独立できるだけの教育を提供し、いざと言う時のシェルターになれれば十分と思ってきました。自分自身は親の対応で悲しい思いをしたので、同じ思いだけはさせないようにしてきました。もしかしたら、自分の親のようなことをしないのが、私にとっての「よい親」の基準かもしれません。

ダメ、ダメ、ダメ～！！（omayuge・神奈川県・33）

娘が1歳になり、興味のあること、物に迷わず猪突猛進。それに対して、私は危険なものだけでなく、触ってぐちゃぐちゃにしてほしくないものまで、とにかく最近は「ダメ、それもダメ、これもダメ！」と全てダメ！で引き離してしまっています。しょうがないとは思うものの、もう少しいい対応の仕方はあるんじゃないのか、きっと娘だって何となく言っている意味は分かり始めているから、別の言い方はあるのでは、と悩み中です。

干渉？面倒見すぎ？（あゆとあられ・鳥取県・59）

一人暮らしの息子や娘、結婚している娘にまで、何か理由をつけては宅急便で荷物を送ります。私自身、結婚後も亡き両親から色んな物を送ってもらっていました。こんな物といわれそうなお菓子まで……。感謝していますが。その挙句、自分も親と同じことをしています。子どもにとってはありがた迷惑なことかもしれませんが。良かれと思ってしていても、面倒見すぎ？親の方が子離れできていないのではと反省しています。

子どもはいませんが……（kimirie・兵庫県・無し・40）

子どもが素直に育ってくれたら、いいお母さんだったようなつもりにはなれるかもしれませんが、前職でたくさんのお母様方と接し、母親の強さ、優しさ、いろんなところを改めて知り、母親になることを怖く感じました。子どもをしっかり見守り、話もしっかり聞き、その上できちんとわかるように話し、愛情を注ぎ、向き合うことが本当にできること。それが大切で、きちんと育て、子どもから尊敬される、そうなれたら理想だと思います。

投票結果は、約2/3がNoですね。また投稿は、Noの方からのものが非常に多くなっています。
kimirieさんは多くの母親と接した経験から、理想像はあるものの母親になることの怖さを語っています。周囲の人の祝福とは裏腹に、母親自身にはプレッシャーとなり、孤立して悩む、あるいは出産を躊躇する現実を示しているようにも思いました。
 
omayugeさんからは、1歳のお子さんの行為に、「全てダメ！で引き離してしまう。言っている意味は分かり始めているから、別の言い方はあるのではと悩み中です」という意見をいただきました。
また、xiadiさんは、「子どもが幼く、夫がまるで要領を得なかった時期は、子どもに対してとても冷酷な母親だったし、怒ってばかりいた」というコメントをいただきました。
 
少子化で社会全体が「子どもに何かあってはいけない」と敏感になっていることから、周囲に子育てのサポートを依頼しにくいこと、依頼されると強い責任を感じることで母親の負担が増しているように思います。
母親に子育ての責任が集中することで、些細なこともすべて注意する母親と、差し障りのないことはすべて認めたり、買い与えたりする周囲の人（父親も含まれるのではないでしょうか）。このような対応のギャップに子ども自身が混乱しており、それが時に爆発的に行動化するのかもしれません。
 
母親は、周囲の人や状況に過剰に配慮することで、子どもを叱るのですが、冷静になると「子どもを叱りすぎているのでは？」と悩んでしまい、育児に自信を持てなくなるのも気がかりです。本来は、子どもこそ最も配慮しなければならない隣人であると考えたいですね。
 
そこで、本日は、子どもの叱り方についてご意見をいただきたいと思います。
また年長児になると、逆に子どもの怒りの矛先が親に向かうこともあります。よい対処（口論なども含みます）方法などについてもご意見をいただきたいと思います。

• 2010.09.29
• 古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医