働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3053 開催期間 2010年10月02日- 10月12日
みなさま、たくさんのご投稿をいただきありがとうございました。企業による保育費支給について、全体に肯定的な声が多く寄せられました。 minerva21さんは「会社の気持ちが嬉しい」と言います。「産休のみで復帰したい」と考えるキャリア志向の強い人にとって、こうした制度の新設は会社からの期待と映るようです。 dokinchnさんは「手当が出ないと、まるまるひとり分のお給料が保育費になってしまって、何の為に働いているのかわからなくなります」と経済的な理由から支持を表明されました。 ゆうあんどみいこさんは、保育園入園に苦労した経験を書かれています。「親でない立場の時間を持つこと」の重要性、働く親として共感します。 経営戦略という観点からのご意見もありました。三姉妹の母さんは「20万円だけみると経費増に見えますが、長期的にみると、欠員が出ることで採用費等コストも発生するわけです」と指摘します。米国の企業でワークライフバランス支援について取材すると、よくこうした意見を耳にしました。 一方で、Noと回答された、ぱーと救急医さんのご意見に、日本社会が抱える課題についての重要な指摘が含まれていると感じました。「保育に関する費用は、全体的に安すぎると私は思います」「保育士には子育てという尊い仕事をしてもらっているが、彼らの給料が安すぎると感じます」という部分に、私も心から賛成です。 今年の国際女性ビジネス会議の分科会でご一緒した神戸常盤大学短期大学部准教授の小崎恭弘先生からは「男性保育士の結婚退職が多い」とうかがいました。お給料が十分でないため、結婚して家族を作るためには保育士を続けられないというのです。これは本当に大きな問題です。 そこで、本日は保育費用について皆さんにご意見をうかがってみたいと思います。子どもにとって望ましい施設を作って運営し、保育士さんに適切なお給料を払うためには、どのくらいの保育料が必要でしょうか。多くの保育園では、自己負担は一部で、残りは税金でまかなわれていますが、その負担配分はどのくらいが適当だと感じますか。 今回の丸紅の新制度は、これまで個人と政府(税金)が負担してきた保育費用を企業が一部、負担するという意味で、画期的と言えます。そんな理由から、明日は次世代を育てるコストをどうシェアしていくべきか議論ができたらと思います。 みなさまのご意見をお待ちしております。
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