働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3071 開催期間 2010年12月13日- 12月20日
最近、少女漫画雑誌をごらんになったことありましたか? 大人が見てもムムム……と思うような刺激の強い性描写を売り物にする作品があります。 東京都は青少年健全育成条例を改正して、過激な性描写をする漫画を18歳未満に販売できなくする規制案を打ち出しました。こうした動きには、出版社や作家などが、「表現の自由を侵す」「作家の創造性を萎縮させる」などと反対しています。あなたは、どう考えますか。「規制されても仕方がない」と思う人は「YES」。「規制はよくない」「効果はない」と考える人は、「NO」に投票してください。漫画の性表現への規制は、6月の都議会で紛糾しました。この時は、民主党が「反対」に回り、成立しませんでした。規制の対象を「18歳未満の登場人物の性行為を肯定的に描いたもの」としていたため「条文が曖昧。恣意的に運用できて、あれもダメ、これもダメになる可能性がある」という反対論が強かったためです。今回は規制の対象を「強姦など違法な性行為や近親相姦」に限定したため、民主党も「恣意的に運用される恐れはなくなった」として賛成に回るようです。推進派は自民・公明でしたが、民主党が応じたことで、「販売規制」を定めた健全育成条例の改正案は可決される見通しです。 規制の背景には、性交渉の低年齢化、家庭での性教育の不在、性教育をタブー視する学校など、性のモラルに正面から向き合うことが出来ない「大人社会の無力感」があります。一方で「性の商業化」が、大人社会で進んでいます。 その陰で、日本独特の漫画・アニメの世界は、多様な表現で、世界でも先端的な表現形態を創りだしています。そのひとつの流れが「子ども世界」を舞台にした 性を描く作品に結実しました。しかし、その世界は出版社の商業主義に乗って、大人もたまげる過激な展開が現れた、というのが現状です。 そこで、お役所が出て来ました。規制の先頭に立っているのは「警察官僚」です。取り締まりで、子ども世界を守る、という発想です。ここまで「無軌道」になったのなら、取り締まりするしかない、ということです。あたたは、「子ども漫画の性表現」をどう思いますか。私は、こう考える、という意見をお寄せ下さい。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.