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会議番号:3088 開催期間 2011年04月04日- 04月11日
皆さん、多数のご意見、ありがとうございます。 小児科医として、とても、考えさせられます。 やはり、大多数の方が、お子さんの健康に不安を感じているというご意見でした。「さいたまスーパーアリーナ」の避難所でも、被災された保護者の方々は、子どもの健康に大きな不安を感じていました。肉体的な健康不安はもちろんですが、私が特に驚いたのは、「大声を出して友達と遊ばなくなった」や「自分の気持ちを素直に表現しなくなった(表情が少なくなった)」や「突然、夜中に泣き出す」など、自分の感情を上手にコントロールできなくなった子どもが沢山いたということです。 皆さんのご意見を拝見すると、精神的な不安が大きいことが分かります。大人が何気なく発する言葉や行動、また連日テレビで放映された災害の映像が、子どもたちにとって心理的な不安を与えていたのでは、ということです。現実に起きた震災を大人のように十分に理解できず、気持ちや出来事をうまく表現できない子どもたちにとっては、少し辛い体験なのかも知れません。 十分な時間を作って、お子さんと一緒に遊んだり、ゆっくり話を聞いたり、抱きしめて「大丈夫」と伝えることなど、皆さんが日常行っているスキンシップはお子さんの不安を取り除くための大切な方法です。また、自分の言葉で自己表現を上手にできない小さなお子さんでは、絵を描いたり、ごっこ遊びなどで気持ちを表現させ、感情を発散させることはとても有効です。 そこで、皆さんと、2日目に考えたい内容は、子どもの健康のために、震災後、どのような対策や心がけをしていますか? ということです。自宅で行っていることや地域で行っている活動まで、さまざまあると思いますが、皆さんが、身近に行っている子どもの健康のためのケアをお聞かせください。
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