働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3090 開催期間 2011年04月11日- 04月25日
皆さんの投稿を拝見する限り、石原知事続投は消極的な選択という方も大勢おられたように思えます。2位の東国原氏に100万票の差をつけたと言っても、投票率が57.8%で石原さんの得票率が43.4%ということですから、ざっと言って4人に1人の有権者しか支持しなかったということになります。それが民主主義というものであると言われればそれまでですが、こういう数字を見ると、何か複雑な気持ちになります。 それはともかく、リーダーシップとは何なのかを改めて考えてみたいと思います。確かに石原さんは「自説を曲げない」という意味では信念があるのかもしれません。ただきちんと議論するというよりは批判を封じるような言動が目立ちます。「自動販売機を停めたら」とか「パチンコ屋を閉めたら」とかいう発言もやや乱暴だと思います。たしかに全国で見ると自動販売機の電力使用量は約66億kWh、パチンコ屋は81億kWHと言います(前者は資源エネルギー庁の資料、後者は全日本遊技事業協同組合連合会の調査)から、100万キロワットの原発1基分(87億kWh)に相当します。 しかしそれらを止めるべきだと公言することが「リーダーシップ」なのだろうかと疑問に思ってしまいます。そんなことより、東京都として中小企業の操業をどう守っていくかを事業主といっしょに考えるほうがよほど健全なのではないでしょうか。「敵」をつくることによって、自分を正当化するのは古今東西、政治家の常套手段ですが、その手法は多くの場合、禍根を残すことになると思います。 さて皆さんにお尋ねします。東京都に期待する方は、具体的にはどのような政策を取ってほしいと思いますか。防災? 教育? 福祉?それとも地方自治体という枠を超えて、国政を左右して欲しい? 今いちばん気になるものを教えてください。期待しない方は、引き続き、なぜ期待できないのかを教えてください。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.