働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3108 開催期間 2011年08月08日- 08月15日
たくさんの素敵な投稿をありがとうございます! 実は、震災の翌日(土曜日でした)に、神奈川県のある市の主催で舞台公演が予定されていました。深夜、「市長判断で」と公演中止のメールをいただきました。ホールに被害はありませんでしたが、現実的に仕方のないこととして受け止めました。 そして、月末に予定されていたプレイバックシアターの公演をどうするか、劇団内で話し合いがもたれました。観客の心をあつかう即興劇であること、予定していた会場が海に面していたこと、計画停電のエリア内であることなどを理由に公演を中止しました。 そして4月末の熊野でのパフォーマンスは、「鎮魂」がテーマだったこともあり予定通り上演しました。 この二つの体験を通じて「なぜ舞台に立つのか?」という問いに直面せざるをえませんでした。 Yonesukeさん、劇団を応援してくださってありがとうございます。名古屋には世界的にもレベルの高い劇団がありますよね。big_sis_rieさんのおっしゃる通り、大げさに言うと「今、生きている」自分を見つめています。ダリラさん、ありがとうございます。そして舞台に立つ俳優もその一瞬ごとにお客様からパワーをいただいてるんです。だからこそ小さな舞台でもジュピターさんの期待にお応えできるようなものを心がけていきたいです。 Megruさん、仙台の演劇人たちがおこなった「トラック劇場」や野外公演は宮沢賢治の作品をベースにしたもので親子でも楽しめるもの。しかも無料公演でした。次回はぜひ! みちこさん、こういうものが神奈川でもあるといいですね。Dokinchnさん、情報の問題は意外に大きいと思います。現在の公演数はすごく多いし、大劇場や有名なものだけが「面白い」わけでもありません。演劇人も努力して知ってもらいたいと思っています。 そして、paozooさんのことばに同感です。熊野での舞台の上演日は、偶然ですが震災の日から「四十九日」にあたりました。仲間たちとそれを確認し、具体的なものだけでなく精神的にもなにかをそぎ落とし、自分自身の心の底をみつめつつ、手をつなぎ合い支えあうような感覚で1時間を走り切り、終演後はしばらくへたり込んでいました。生で演奏してくれた音楽家の「おと」もすごかったし、立ち会ってくださったお客様のエネルギーも素敵でした。滅多にできる体験ではありませんでした。 もちろんこれは特別な話。ですが、演劇やダンス、音楽など日本では時には、このようなときに「歌舞音曲」は遠慮すべき、と言われてしまうようなものが「このようなときだからこそ」人の心の支えになることもあります。演劇やダンス、音楽があなたを支えてくれた体験を教えていただけませんか?
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