働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3148 開催期間 2012年02月20日- 02月27日
「働く人の5人にひとりがテレワークをしている」 みなさん、この数字をどう思われますか? 20日、国土交通省が発表した2011年の調査では、震災後増加し「19.7%」がテレワークをしているという結果が出たのです。 さて、最初からとても貴重な意見をありがとうございました。実際にテレワーク(在宅勤務)をした経験のある方からはそのメリットと課題を、また未経験の方からは不安や必要性についての疑問をいただきました。 まずは、「メリット」をみてみましよう。 結婚で転居し4年半、在宅勤務をした綾oooさん。大企業の整った育児支援制度より、在宅勤務で仕事と家庭のバランスを取ることができていたとのこと。実体験に基づく、貴重な意見ですよね。 テレワークを切望しているまおにゃんさんも、お子さんの急な発熱や学級閉鎖による予定外の早退や休暇のとき、たとえ1か月に何度か、1日のうちの一部でいいので在宅で仕事をしたいとおっしゃっています。 特に出産・子育てをしている女性にとって、テレワークは、さまざまなメリットをもたらしてくれます。 メールと電話でほとんどの仕事ができるというイラストレーターのayanon05さんからは、「コミュニケーションの質を維持する事も可能」という力強い言葉をいただきました。 一方で「必要性を感じない」というabebeさん、今の状況ではテレワークは必要ないとのことですが、今後はどうでしょうか。体調を崩すこともあると思いますし、東日本大震災のときのように電車が止まってしまったり、数年前の新型インフルエンザ流行時のように、人と接することが難しくなることもあります。また、病気でなくても怪我をしてしまうこともあるかもしれません。 motobonさんがおっしゃるように、親の介護をしなくてはいけなくなるかもしれません。そう、未来には何が起こるかわからないのです。どんな状況になっても働き続けることができる「柔軟な働き方」のひとつとして、テレワークは、多くの方にメリットがあるのではないかと思っています。 とはいえ、課題が多いのも事実です。 実績ベースではなく時間ベースで報酬をもらう形態の在宅勤務経験のあるcheetanさん。そうなんです。テレワークでは、時間管理と業務評価(報酬)のしかたが難しいですね。 四葉のクローバーさんがおっしゃるように、在宅勤務は「保育園に入りにくい」というのも現実の声としてあるそうです。 さらには、ニューヨークさんやtibikoさんのように、仕事とプライベートを切り分けたいので「できない」「希望しない」という人も多いですよね。 bambinaiaさんは、人間力を成長させるために「人とのコミュニケーション」が必要とおっしゃっています。 どうやら、課題のキーワードは、「時間管理」「評価(報酬)」「コミュニケーション」「モチベーション維持」「制度」といったところにありそうです。 次回は、これらのテレワークの課題をどう解決していくか、どういう方法があるかについてお話をしたいと思います。 mondekさんの「テレワークの環境でも、仕事というのは複数の人と協力しあって進めるもの」というご意見も、ヒントになりそうですね……。 みなさん、テレワークはさまざまなメリットがあります。でも、課題もあります。次回に向けて、「私は、こうやって克服した」「私だったら、こうするかも」「私の場合は、こういう理由で難しい」など、課題解決のための意見をいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
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