働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3154 開催期間 2012年03月19日- 03月26日
第1日目の投票結果は、YESが8割近くとなっています。 yokomit2さんやmondekさんなどから、「自ら申告をすることで初めて税の仕組みを理解でき、納得して納税できたと思います。」というコメントをいただきました。 一方、反対という意見も2割程度ありました。その理由は、今の税務署の体制では無理、というものや、税制は複雑すぎてとても難しい、と言う意見でした。税務署の体制の問題は、イータックスと電子申告が普及すれば、何とか解決されると思いますので、ここでは税制の複雑性について考えてみましょう。 税制が複雑という意見はその通りです。その最大の原因は、住宅や株式投資をすれば減税、年金は通常の所得よりは安い税負担を……といった国民の声を政治の世界で取り上げた結果、租税特別措置が多くできたということです。一度これらを整理して、シンプルな税制にする必要があります。実は、そのようなことが分かることも自主申告のメリットですね。 米国の税制は、日本の数倍複雑です。しかし、全員申告制をとっています。税務署に行くと、スペイン語、中国語、韓国語などで、申告の手引が備えてあります。有料で(それほど高くない費用で)申告を助けてくれる人や、ボランティアなどが大勢います。また、自らの経費を一つ一つ申告するのが面倒な場合には、概算控除といって、大雑把な経費をまとめて簡単に申告することが可能です。 わが国でも、申告納税制度をとっている以上、このような問題を乗り越えて、面倒だけど自分の経費を帳面につけていく、という習慣をつける必要があるでしょう。 みなさん、日本の税制のどこが複雑だと思いますか? 具体的に議論していきましょう。あまりに複雑なら、税務当局にぶつけていくことも必要ではないでしょうか。また、どのようなものが「自らの所得を得るために必要な経費」となると考えていますか。
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