イー・ウーマン（ewoman）

下準備（真打ち・栃木県・42）

それぞれ事前準備をすることで、自分がどこを疑問視しているか予め把握する事が大切だと思う。自分が講演会の聴衆である場合も、講師やテーマについて調べるなど、同じ姿勢で臨む。例えば出勤前、前日に着る服や持ち物の準備が整っている場合、そうでない日に比べ落ち着いて通勤できるのではないか。【成功の9割は、下準備にあり。】私の好きな言葉だが、準備によって時短効果もあるが、何より議論の内容に格段の差が出るものと思う。

発言してからじっくり聞く（るんちん・東京都・39）

会議の場で考える時間がもったいないので、事前にor前座で自分の考えをまとめておいて、発言してもよいときになったら最初に発言しています。その後で、周りがなぜそのような発言をしているのか、それと違う意見は誰なのか、私と似ている意見はなぜ似ているのかをじっくり聞きます。後から発言すると、先に聞いた周りの意見に同調したり反論したりしてしまう未熟な自分がいるので、先に発言して周りから意見をもらったりするのが建設的な会議になるのではと考えています。

常に（ゆきなな・海外・その他・31）

会議などにおいて、積極的に発言をしなければ、気がすまない性質なので、そのようにしています。その時に心掛けていることは、誰かが話しているのに、話をかぶせるようなことがないようにする、タイミングです。また、話が長く・退屈なものにならないよう、シンプルにしかも言いたい事をピンポイントで伝えられるようにすることです。

立場によっていろいろです（unagi・東京都・51）

フリーランスで仕事をしているのですが、ある方向性をもったクライアントさんとのミーティングでは、積極的に意見や提案を心がけています。また自分が理事長をしている管理組合の理事会では、理事の多様な意見が欲しいので、自分の意見はなるべく抑える様にしています。

時と場合によります!（りえを・岡山県・32）

自分がしっかりと関わっていることについては発言できるのですが、よく分からないことには首を突っ込まないというか、論点がずれるのではないかと思って発言しないようにしています。周りから「出しゃばって」「よく知りもしないのに」と思われるのではないかという気持ちになること、他のメンバー同士がエキサイトしていくと周りがしらけてくるので敢えて発言しない状態になることもあります。

発言するしないの基準（ポーチュラカ・福島県・44）

自分の畑で発言するのは簡単なのですが、疎いテーマの会議だったりすると、あまりに初歩的な質問や発言はさすがに気が引けます。また、他の人がどんな発言をするのかな、という興味から敢えて黙っている事も。

準備不足で……（もろりん・40）

会社の会議も円卓会議もできるだけ積極的に参加し、意見を出そうと心がけています。が、発言できないことが多々あります。できない時は完全に準備・理解不足の時。自分のためにはそこで質問してでもついていけばいいと思いつつ、それに参加者の時間を費やしてしまうのが申し訳なく、小さくなって聞くことに徹してしまいます。後は脱線ばかりでなかなか進まない会議でも、発言できなくなります。こちらは会議をコントロールする方法を模索中。

『会議で発言してますか？』の問い掛けに、現在の集計ではYes66%、No34%という積極的な成績が出ています。みなさん、なかなかですね。日本の普通の大会社では考えられない数字です。
 
特にYesでは「下準備を十分する」、「発言してから聞く」、「会議での自分の立場がトップの時は聞き手に、提案側ならどんどん発言」など、Noでは「自分が主体的に関わっていることにはシッカリ発言するが、分からないことには首は突っ込まない」、「自分が準備不足の時は参加者に迷惑になるので発言しない」などなど、これらのコメントで見る限りみなさんは会議にシッカリ対応しておられているようです。この円卓会議の議長としての前提は全然狂っていたのか、自分は実態を全く分かっていないのかも知れないと心配になって来ました。
 
でもね、日本の多くの大企業の業績右下がりの一つの原因は「社員の総力を結集できていない」ことで、特に会議がその象徴ではないでしょうか。「企画部門がネットで調べてコピペで作ったパワーポイントのプレゼンを、現場を一番知る担当者が下を向いて発言しない中で、現場を知らない幹部が『みんなで決めたことだ。これで行こう』と決まっていくだけの議論のない会議」が横行していませんか？　a fly on the wall（じっと会議室の壁に止まって人に気付かれずに会議を見守っているだけの人）がみなさんの会議室にいませんか。
 
僕はそんなのがウジャウジャいるという前提だったのですよ。これはもちろん属する会社の規模で左右されますが、活発なはずのベンチャーでも、事業が踊り場に来ると一気にコンサバになり、会議が大会社並みに秩序良くなります。
 
もう一つ感じるのは、参加者に女性が多い、女性の取り仕切る会議では発言が活発ですよね。これは僕の偏見ですが、ひどい偏見ですが、概して「女性は良い仕事をしようとしているのに対して、男性は仕事もせずに出世がしたい」と思っているように見えます。間違っていたらゴメンなさい。そして男性中心の大会社の会議は、みんなでもたれ合いの議論のない会議が多いのです。どうかな？
 
今回も引き続き、お聞きします。あなたは、会議で積極的に発言していますか？
そして、発言している方もそうでない方も、これまでご自身が経験した「議論のある会議」、または上に書いたような「議論のない会議」について、どんな会議だったかを教えてください。その際に、会社の規模や、会議の人数、頻度や時間など具体的なことも付け加えていただけると、より会議の状況がわかりやすくなりますね。
 
それでは、ご意見をお待ちしています。

• 2012.05.23
• 西岡郁夫 (株)イノベーション研究所　代表取締役　「西岡塾」塾長