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会議番号:3173 開催期間 2012年06月08日- 06月15日
1日目から、たくさんのご意見をいただきました。ありがとうございます! 福島県のポーチュラカさんの言葉に胸が締め付けられる思いがします。放射性物質という「見えない敵」を相手に、今後長期の避難生活が予想される方々が数万人にも及ぶと、10日付の新聞にありました。近隣の国々の動きにも目を向けるイメージ・トレーニング(cheetanさん)は、「想定外」を連発しないためにも、とても大切なことですね。 救いは、世界は「明日は我が身」(hitomingさん)で、「困ったときは、お互いさま」でまわっているということです。海外にお住いのゆきななさんの「行動」のように、今回の大震災では、海外から、160を超える国・地域と40を超える国際機関が支援提供し、日本赤十字社には575億円もの寄付が寄せられました。日本がこれまで援助し、国や民間レベルのさまざまなチャンネルで交流を持っていた証しでしょう。 真打さん、手を差し伸べることは、人間の本能であると同時に、「教育」がもたらす影響がとても大きいと私も感じています。生きることについて考える力を鍛えることで、自ずと「平和」や「共生」についての意識が備わってくると思います。 今回の大震災で、日本に暮らす難民たちは、いち早くボランティアとして東北に馳せ参じました。外国人の離日や外国人観光客の激減がありましたが、難民たちは祖国に帰りたくても帰れない人たち。人一倍「故郷のかけがえのなさ」について敏感な彼らは、「自分を助けてくれた日本に今こそ恩返ししたい」と考えたのです。 kimirieさんは、難民たちの「ひたむきさ」に目を向けてくださっています。日本に暮らす、可能性を持った難民たちを、優秀な「人材」としてとらえようという動きが、ユニクロのファーストリテイリング社といった大手企業や中小の会社で起こりつつあります。ベトナムにお住いのmarco302さんが肌で感じていらっしゃるように、サバイバルのために語学を身に着け、国境を越えて生きるしかなかった元難民(帰還民)たちは実にたくましく、和平後の国を支える人材になっていきます。 さて、レッズさんが先読みしていらっしゃいますが、日本の難民の受け入れについてショッキングなデータを。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の統計によると、2010年、日本政府が難民として認めた人の数は47人で、G7諸国全体の0.075%とほとんど「ゼロ」。母国での戦禍や迫害から近隣諸国に逃げ、帰れるあても避難先に定住できるあてもないことから、第3国に移住するという「第3国定住」制度で受け入れた人の数も、日本の27人はG7諸国全体の0.03%。これまた限りなく「ゼロ」に近い数字です。 難民たちがまず避難する先はほとんどが開発途上国で、世界で一番たくさんの難民を受け入れているのはパキスタンです。ひるねさんがお気づきになった「第3国定住」は「国際社会での負担の分担」という意味を持ち、日本はアジアで初めて10年にこの制度に参加するようになりましたが、とても少ないのです。 皆さんは、日本はより多くの難民を受け入れるほうが良いと思いますか? Yesの方、難民を受け入れることはどんな意味を持つとお考えですか? Noの方、日本が経済的にこんなに苦しいときに難民を受け入れる余裕などないとお感じなのか、もっと先にやるべきことがあるとお考えなのかなど、ご意見をうかがいたいです! 震災被害にあった日本が、政府開発援助(ODA)を削るべきかどうかという議論もありましたね。皆さんの率直なご投稿をお待ちしています。 ★根本議長と佐々木かをりの「ウィンウィン対談」 ★過去の会議「あなたの仕事やスキル、国際貢献に役立つと思いますか?」
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