働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3178 開催期間 2012年06月29日- 07月06日
ロシア・サンクトペテルブルグ市内のホテルにて、皆さんの投稿を読ませていただきました。投稿、有難うございました。 YESが36%、NOが64%とは、驚きです。 「イー・ウーマン」は、女性だけの場所ではありませんが、ここに参加している女性たちの思考・行動として、私が想像していたものと違います。 だから、円卓会議は、楽しい!と思っています。 女性限定の朝活に行っているHazel Nutsさんの投稿には、文章から「はつらつとした元気」を感じます。 でも、やはり「女性だけの集まりに抵抗感はあります」というクロアさんや、「女性」はやっぱり必要ですか?というMatsuoさんの投稿もありますので、今日はそのあたりをシェアしたいと思います。 私も20年前から、「女性」は必要か? と考えています。例えば国際女性ビジネス会議を1996年にスタートした時、私はこんなことを言いました。 「『女性』とつけるのはどうかと思うが、10回だけ、つまり10年間だけ、この名前で開催してみたい。なぜなら女性という言葉をつけないでビジネス会議を開催すると、参加者の95%が男性になる。だから、あえて今は女性とつけて、女性も参加できることをわかりやすくしたい。しかし、10年後には、このような文字を入れなくてもよい時代が来るといい」と。 しかし、残念ながら、そのようにはなりませんでした。10年目を目の前にした時、多くの参加者からも継続を求められましたし、実際の社会では、まだまだ女性が会議に参加する機会が限られているのです。 私自身、仕事をしていて「女性」であることを意識する機会はなかったのですが、経済社会の問題として現実に目を向ければ、課題は山積みです。 自分自身は差を感じないけれど、多くの女性たちが直面している課題解決を少しでも助けることができればという「使命」を感じていることも事実です。 また、自分自身を客観的に見ると、成長領域を考えた時、女性の先輩や同僚、そして後輩から学ぶことがたくさんあると感じました。 「私は男女差を感じないもん」と言っているのは、自分のことだけしか考えていない、ということですが、実際は、世界中で男性と女性の賃金格差もあります。 大学卒業時は女性の方が圧倒的に優秀なのに、企業に入って5年、10年たつと、圧倒的に男性が上に立っている現実。その理由は何かを皆が考え、解決していく必要があると思っています。 まあ、私自身、女性問題の専門家でもありませんし、運動家でもありませんが、Hanapiさんの「ewomanや国際女性ビジネス会議は、まだまだ男性社会である現実に対して、のびのび楽しく能力を発揮していきましょう、ポジティブに女性らしさをとらえましょう、というスタンスなので、好きです」というお言葉には嬉しくなります。 全くその通りです。現実を知ることは必要ですが、その時に、「嘆き悲しみ、被害者意識を持ち、批評・批判・攻撃に走る」か、「そうだよね、じゃ、どうしようか」と、「のびのび楽しく能力を発揮する前向きなエネルギーの仲間たちと出会って、さっぱり前に進む」か、どちらが好きか。 私は、後者が好きなので、後者の人が集まる「場」を提供したいと思って行動しているのです。イー・ウーマンも、国際女性ビジネス会議も、同じです。 20年ほど前、アメリカの女性起業家会議に出席したり、スピーチをしたりしていましたが、そのころに比べても、実は今の方が、全世界での「女性会議」は増えていると思います。フォーチュン誌によるMost Powerful Women Summit や、OECDの女性起業家会議。そして今、私のところには、アメリカ、シンガポール、中国、ヨルダン、カタールなど各国からの会議参加やスピーチの依頼がきます。 もしかしたら、やっと、今まではデータとして「知っていた」だけの男性たちも、女性をもう少し活用したほうが経済成長につながると「感じ」始めたのかもしれません。 昨日まで、ここ、サンクトペテルブルグで開催されていたAPECの女性と経済会議には、アメリカからは、ヒラリー・クリントンさんが参加して話されました。日本政府からは中川大臣。その他、世界各国の大臣が参加されました。世界経済の重要課題なんですね。 パフィンドーナッツさん、7月28日(土)にまずいらして下さい。「そのような場に参加できるような方々を非常に尊敬し、うらやましく思っています」なんて言ってないで。中学生、高校生、大学生も参加します。大切なのは志。まずは、第一歩として、安心な場所に、いらして下さい。 ということで、今回は、「女性の集まる会議」や研修などに参加したことのある「YES」の人は、いいことでも悪いことでもその時の体験を、参加したことのない人や、参加したくない「NO」の人は、自分の心の中の抵抗の理由を、教えてくれますか。もちろん、素朴な質問や、感想などもお待ちしています。 円卓会議は投票だけでももちろんOKですが、このテーマは特にパーソナルなことで、正しい答えがあるわけではありません。今、読んでいる方は、ぜひ、YESかNOか投票して、自分がなぜYESなのか、NOなのか、本当はあまりよく理由がわからないのか、考えて投稿してみてください。 皆さんの様々な投稿、お待ちしています。 ★参加受付中! 7月28日(土)開催 第17回「国際女性ビジネス会議」
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