働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3187 開催期間 2012年08月31日- 09月07日
本日時点で8割を超える方が『会社命令があれば、1カ月在宅勤務できる』とお答えになっています。正直言って、驚きました。 「会社では、すでに在宅勤務可能なIT環境が揃っている」というChikakoさん。 「この設問に驚くのか理解できなかった」というjunetさん。 「この1か月ほぼ在宅ワークのようだった」というkimirieさん。 素晴らしいですね! 私は、個人事業主時代も含めると20年以上、ITを使って時間や場所に縛られずに働くというワークスタイルである「テレワーク」を推進してきました。その経験の中で、テレワークのひとつである「在宅勤務」について、これほどの「前向き」な意見をもらったのは、はじめてと言っても過言ではありません。イー・ウーマンのみなさんは、いつも一歩先を行っているので、世の中いよいよ動き始めている!と実感します。 また、「喜んでやります」という佳華さん、オフィスの夏の室温でつらい思いをしているもいすちゃあさんのように、働く側にとってのメリットは、とてもわかりやすいですね。 でも、会社側からの現実はどうでしょうか。総務省の「平成23年通信利用動向調査の結果(概要)」によると、在宅勤務を導入している会社「9.7%」。導入している企業においても、制度を利用する従業員の割合が「5%未満」という会社が65.4%と最も多いのが現状です。 在宅勤務制度は、社員だけでなく、会社にとっても良い機会になる、というモンちゃんさん。その通りですね。在宅勤務制度を導入すると、abebeさんのおっしゃるように「新しい視点で仕事の効率化」ができるからです。業務の仕方を見直し、在宅勤務が可能になるようIT化を実施することは、企業全体の効率化という面でも大きなメリットがあります。また、これからの時代、社員の数だけオフィスにスペースと机を用意し、電力を消費し、社員の通勤でCO2を排出させる企業は、どんどん肩身が狭くなるはずなのに…。 いろいろな企業とお話をしていると、「ウチは在宅勤務はできない」と言って、頭から拒否される経営者や管理者の方が少なくありません。その理由は、「在宅でできる仕事がない」「セキュリティ」「コミュニケーション」「勤怠管理」などなど。「NO」と返答された、要さんやニューヨークさんも同じことを心配されています。 実は、私が「8月全社員在宅勤務」を決めた時、郵便等の物理的業務を担当している社員からは難しいとの声がありましたが、とにかく実行することにしました。二の足を踏む会社が多いなら、逆に「会社命令」があれば、どこまでできるか、という挑戦でした。 まだ集計中の数値ですが、業務効率は、一部業務(電話対応・郵便等)で若干低下したものの、一部業務(開発等)では業務効率がアップし、ほぼ従来の業務を実施するができました。また、電力についても、公共施設等でのクールシェアを推進したこともあり、会社での電力削減分と、家庭での電力増加分を差引しても、約40%の削減を実現することができそうです。 今回の弊社の「8月全社員在宅勤務」では、在宅勤務は「長期」を意識して取り組んだほうが、会社にも社員にも効果が高いということがわかりました。 次回は、在宅勤務を実施した社員の声も含めて、長期の在宅勤務の課題について、お話したいと思います長期の在宅勤務をする場合、メリット、デメリットは何だと思いますか? みなさんの体験やご意見をお待ちしています。【参考リンク】◆ (株)ワイズスタッフは、今夏8月1カ月間 社員全員がテレワークを実施◆ 8月より1カ月間「出社なし」、社員全員がテレワークを実施します
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