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会議番号:3228 開催期間 2013年04月12日- 04月19日
投稿有り難うございました。過疎問題への懸念について意見をいただいています。過疎問題は重要な政策課題ですが、我が国は、年金、増税、エネルギー問題など他の重要な政策課題も抱えています。憲法改正の議論も活発化しています。 一つの政策課題の為に、ある地域の主権者の投票価値が制限されるだけの合理性はなく、国会は全国的な視野から対処すべきことは、最高裁が、H23最高裁判決で判示しています(H23最高裁判決9頁)。 更に最高裁は、2010年参院選挙につき、①投票価値の平等の要請の点で参院と衆院は同じ、②都道府県による選挙区割りは憲法上の要請でない、と明言しています(H24最高裁判決11頁)。 国家権力の行使の正当性が、国民の多数意見に基づいていることが「国民主権国家」ですが、今の日本は、国民の多数意見とは乖離した国会議員の多数決で国家権力が行使される「国会議員主権国家」です。 では、国会議員に嘆願すれば、人口比例選挙による「国民主権国家」になるでしょうか? 選挙制度に関する現在の国会の議論を見れば、答えはNOです。国会議員は選挙制度改正の利害関係者だからです。 国会で審議中の「0増5減」案での最大区と最小区の人口差は29万人です。同案は、既に7つの高裁・高裁支部がH23年最高裁判決に矛盾すると指摘しています。 また、今夏の参院選挙区間の人口差は、約90万人です(=最大(北海道)1,143,913人-最小(鳥取)240,462人)。投票価値では、鳥取選挙区の1票に対し、北海道選挙区は0.21票分。投票価値は、全国バラバラだという事実も再認識しておく必要があります(一人一票実現国民会議HP地図参照)。 さて今回は、国会で審議している選挙制度についての感想、また数か月後に出されるH25最高裁判決への予測、期待などを投稿してください。★速報!本日4/16(火)午後8時~9時55分、BSフジ「プライムニュース」に升永議長が出演されます。『0増5減法案の行方 一票の格差問題』をたっぷり議論される予定との事、ぜひご覧ください!★こちらもご覧ください〜升永議長の関連コンテンツ・今、日本は一人一票でないこと、ご存知でしたか?・升永議長と佐々木かをりのウィン・ウィン対談
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