イー・ウーマン（ewoman）

　例年日本人の約7割が初詣に行きます。けれども現在は新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていて、来年の正月はどうしようかと悩んでいる方もいるかもしれません。
 
今年はこの感染症の広がりで、多くの宗教的儀礼が中止や延期となりました。中には何十年、何百年と続いた行事を断念した例もあります。関係者は非常に残念な思いをされたと思います。
感染の拡大を防ぐため、一時宗教施設を閉鎖したところもあり、参拝や観光で訪れる人の数も今年は全体として大きく減少しました。
 
そうした中に2021年の正月の初詣の時期を迎えることになります。
神社、仏閣の側も参拝はして欲しいが、3密は回避しなければならないということで、いろいろな方法を考えているところがあります。正月に配る縁起物を12月のうちに来てもらって頒布する試みを始めた神社もあります。
 
こういう不安なときだからこそ、神仏に祈願したいという人もいるでしょう。できれば人混みは避けたいので、今回は止めておこうという人もいるでしょう。また参拝するにしても例年とは少し違ったやり方を考えている人もいるかもしれません。
　実際に正月を迎えたら、今とは違った気持ちになるかもしれません。また家族の意向を無視できないという人もいるでしょう。
 
そこで今の段階で、あなたは来年の正月の初詣を行く予定にしているかどうかを答えてください。基本的に行く予定にしている方はYES、行かない予定にしている方はNOと答えてください。
　それぞれについて、なぜそういう予定にしているのかの理由も加えていただけると有難いです。

• 2020.12.11
• 井上順孝 國學院大學名誉教授