働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
宇宙飛行士
でも、ともかく今言ったような説明をバッとされて、こういう設定だから、あなたは今からシャトルで異常が起こって救出を待つ、と。もう袋に入りなさい、と。で、何時間待つか分からないけど、酸素は心配しなくていい、と。だけど誰も呼びに来ないかもしれないし、あと、隣のバッグを救出したときに、ボンと当たって、ぶつかって揺らされるかもしれない。揺らされたり、何かあるかもしれないけれども、パニクらないで待ってください、とにかく待ちなさいと言われて、入るんですよ。
何時間、待たされたんですか?
実際には、30分ぐらいでした。
それは寝ていてもいいんですか?
寝ていてもいい。
それって、ベストアンサーは何だったんでしょうか? つまり、寝ていちゃいけないのか、寝ていても、リラックスしているということで、いいのか。もちろん、そこでパニックになってしまったら失格ですけれども、ただ落ち着いて見ていろと言われても、30分はもしかしたら起きていたとしても、もしかしたら寝ちゃうかもしれない。寝ちゃったら失格とか?
寝ちゃってもいいんじゃないですかね。結局、中で入って、外からジッパーを閉めて、二重ジッパーで、しかもこれはロックされたら、中からは開けられないんです。
本当ですね。すぐにサレンダーできるかっていうことだ。
そのときに、仲間を信じて、じっとしていられるかっていう。だから、寝ていてもいい。
で、じっとしていたんですか?
じっとしていました。だから本当に膝を抱えて体育座りしているだけで。結局、それがソユーズの座席の感覚に近いですから。
ソユーズは小さいですものね。
まさに、そういう感じで座っているからね。