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宇宙飛行士
そこは、役割上誰がコマンダーかというのは、そういう意味では、常に非常に明確になっていて。だから、いわゆる「船頭多くして」という状態にはならないんです。必ず船頭は1人なんです。それに対して、コマンダーの決定は最終であるという共通認識があるんですよ。
それは心の中で葛藤があっても、自分の中で消化しておくというか、我慢するというか。
で、必要なインプットはする、と。だから、それに対して、こういう弊害が考えられますよ、というのを言う機会は与えられるわけですよね。だけれども、言った上で、「でもこれでやる」と言われたら、それはそれに従うのが……。
それは我慢するんですね?
そうですね。で、同じように和のスタイルであっても、ある意味、不公平度が共通になる、という解決の取り方もできて、完全に誰かの言うとおりになることって、逆に少なくなるじゃないですか、そうすると。だから、お互いが同じような妥協をして、ある意味、不公平の和が最小になる解というようなことになることが多いので、そういう意味では、それぞれに不満が残ります。でもそれは「公平な不満感」であって、それを受け入れることでチームとしてはうまく行くというわけですね。