佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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野口聡一さん

宇宙飛行士


半年間で10万枚撮っているんです

佐々木

写真、何枚撮られました?

野口

僕たち3人のクルーで、半年間で10万枚撮っているんですよね。その大半は僕が撮ってると思いますけど。

佐々木

きれいな写真をたくさん拝見しました。

野口

地球を見てきれいだと思って撮って、それをすぐにツイッターで流して、それがたとえば、山手線に乗っている人のケータイにリアルタイムで届いていると思うと、痛快じゃないですか。その即時性。やっぱりそれは時代の進歩ですね。

佐々木

あれは打ち上げで発射したときには、何秒後ぐらいから通じるんですか?

野口

あれは宇宙ステーションに着いて、いる間しか使えないんです。

佐々木

移動中はダメなんですね。

野口

移動中はダメです。ソユーズ宇宙船からは発信できないんですよ。

佐々木

「今飛んでいます」っていうわけには、いかないのか。

野口

でも宇宙ステーションに到着したら、もうすぐにでも使えますよ。まさに、出張でホテルにチェックインして、荷物を置いたらすぐ使えるっていう状態です。

佐々木

じゃあ、「着いたらまずパソコンを開けて、ツイートしなきゃ」みたいな。

野口

そうですね。でも、ミッション前はそんなにやる気がなかったんですよね、実は。ツイッター自体もそんなにやっていなかったので、一応、とりあえずアカウントは取りましょうっていうので打ち上げ前からやって、訓練写真とかを時々紹介するぐらいでした。ステーションに行ってから、徐々にやり始めて、リアルタイムで反応が返ってくるのが面白くてはまっていった、っていう感じでしたね。

佐々木

打ち上げの時、ロケットの中はどんな様子なんですか。やっぱり、最初はちょっと怖い、でしょう?


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