佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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荒井由希子さん

国際労働機関(ILO)ジュネーブ本部
多国籍企業局 シニア・スペシャリスト

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直前まで英語と日本語とどっちにするか迷ったんですけど

佐々木

先日(2011年7月23日)は、第16回国際女性ビジネス会議でスピーチをしていただき、ありがとうございました。

荒井

こちらこそ、お招きいただきありがとうございました。とても楽しくて、すばらしい方々との出会いに恵まれて、本当充実した一日でした。私は海外に出ちゃった人間なので、あまり日本の方々と接する機会もなかったですから、最初に、国際女性ビジネス会議のお話を伺ったとき、その企画、素敵だな、私も一時帰国に重なったら、ちょこっと顔を出させていただいて、日本で活躍されている方々のお話をぜひ伺いたい、勉強したい、という気でいたんですけど、数日後には講師としてお招きをちょうだいして、すごくびっくりして、私でいいのかな、と。でも、何かシェアできるものがあれば、という気持ちで伺いました。私にはとてもいい機会で、少しでもインスパイアされた方がいたとしたら、それはすごくうれしいことです。ありがとうございました。

佐々木

私は、国際女性ビジネス会議や、表参道カレッジ、そしてイー・ウーマンのウェブサイトもそうだけど、素敵だなと思った人たちをなるべく引っぱり出して、多くの人の目に触れる機会を作るというと、図々しい言い方だけど、メジャーデビューしていただく場を提供させていただくのが私の役周りかな、と思っていて。なので、会議の企画をいろいろ考えているときに、そういえば荒井さんを日本ではこれから! と思って、絶対に面白いだろうと思っていたので。当たってよかったです。

荒井

すばらしい機会を、本当にありがとうございました。

佐々木

とんでもない。それにしても、どうでしたか、初めての日本語での講演は。荒井さんが通常仕事で使っている言語は、第一が英語。その次が、スペイン語、フランス語、ポルトガル語となって、日本語は第5番目。 日本語での講演は生まれて初めて、でしたよね。

荒井

すごく心配だったんですけど、いかがでしたか? 日本語でのパブリックスピーチは初めてだったので、直前まで英語と日本語とどっちにするか迷ったんですけど、「現場主義」といって仕事をしてきているからには、日本も現場ですので、いい機会だし、頑張らせていただきました。今回、「郷に入ったら郷に従え」かなと思って、パワーポイントを写真の投影以外には使わず、かつ日本語で……。

佐々木

何で、パワーポイントも使わずが「郷に入っては郷に従え」なの?

荒井

あまり日本って使わないのかなと思って。

佐々木

そんなことはない。

荒井

むしろ私たちはパワーポイントなしでやるほうがめずらしいし、手元にスクリプトを持って話すこともあまりないんですけど、今回は、一応、日本語ということもあり保険としてスクリプトを持って登壇したのですが、余り必要がありませんでした。何もかも、私にとっては新しい経験で、いいチャレンジとなりました。これを糧に頑張りたいと思います。

佐々木

日本でも、今はスクリプトを読む人は少ないし、パワーポイントを使いながらしゃべることも多いし。そこは少しタイムトリップしてましたね。

荒井

そうですね。かなり浦島?

佐々木

そうかもしれないけれども、会場の人は気付いていないけれど、初の日本語講演と知っていかたら、横で、一生懸命にしゃべっているな、と応援してました。一言、一言丁寧に話されたので、荒井さんの人柄を見た感じがしてよかったと思っているんですが、でもいつか、英語も聞いてみたいと思っているので、次回は英語で。


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