佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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荒井由希子さん

国際労働機関(ILO)ジュネーブ本部
多国籍企業局 シニア・スペシャリスト

講演依頼について問い合わせをする

国際機関って、入ると、そのまま日本みたいに上がっていくんじゃないんです

佐々木

すごいなあ。お伺いしていると、荒井さんの能力っていうのは、ぐいぐい開花し続けている。自分のやりたいことに突進し続けている。

荒井

やりたいことは、とことんやりたい派で、できる範囲で、自分に無理をかけない程度で、最大限ベストは尽くしたい性格なので、結構努力は惜しまないほうだったと思うんですが、運もよかったかな。

佐々木

運が強いというのも一つの才能だけど、どんどん欲しいものに目指して行く、その腹の据わり方が好きだな。

荒井

ありがとうございます。やってみよう、トライしてみようというスタンスは、昔からあります。

佐々木

話しが面白くて、きりがないんだけど、ヤングプロフェッショナルになって、それで5年間いて……。

荒井

YPは、5年間のプログラムでしたが、実は私、2年でヤングプロフェッショナルを卒業し、アジア太平洋地域局付のポストに移りました。国際機関って、採用後、そのまま日本みたいに昇進したり、異動の辞令が出るわけじゃないんですね。どこどこ局にいくつポストがあります。応募資格はこのレベル、求められるスキル・経験はこれ、職務内容はこう、とか、全部明確に公表され、職員はそれぞれ希望のポストに……。

佐々木

つまり、今、自分がどのレベルの人で、どういう資格があるか明確で、この資格の人は、このポジションにアプライしていい、というのが分かっている。そうすると、どの国のどのポジションが空いている、というのが分かるわけだから、世界中から「はい」って手を挙げて競争し、そのポジションを取る、ということですね。

荒井

はい、基本的にはオープンコンペです。


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