佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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荒井由希子さん

国際労働機関(ILO)ジュネーブ本部
多国籍企業局 シニア・スペシャリスト

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最初は児童労働を専門にして、それから貧困削減アナリストになっているので

佐々木

では少し詳細を教えて下さい。ILOでスタートして2年ということは、本部に1年いた。

荒井

本部に1年ほどいました。その後バンコクの地域局に異動し、そこで2つのポストで働いたことになります。最初の1年間は児童労働を専門にして、それから貧困削減アナリストになっているので、合計アジアに4年間いたことになります。

佐々木

それはヤングプロフェッショナル、ではなく。

荒井

ヤングプロフェッショナルとして児童労働のポストに入った後、貧困削減アナリストは、エスタブリッシュド・ポスト、つまり通常予算で設けられたポストに移っています。

佐々木

バンコクが終わった後、2006年に、今度はジュネーブの本部に来て、多国籍企業局に異動これは自分で望んだ異動っていうことですね。

荒井

これは、たまたま、本部に戻ってこないかというお声がかかったのがきっかけです。もともと、ILOに移った理由は、マクロから、ミクロ・レベルに自分の身を置きたい、フィールドに行きたい、ということだったので…。また本部に戻ったらマクロ・レベルに戻っちゃわないかというのが心配でした。ただ、チャンスは生かそう、と。

多国籍企業局は、自分のパッションである児童労働撲滅を直接担当する部署ではないわけですが、間接的にでもリンクがあればいい、と。むしろ、ビジネス・レンズを通して、新しいアングルから児童労働を含む労働問題に取り組めるのは面白そう!と考えました。あと、途上国の現場とのリンクを失わないというのが、自分にとってはすごく重要だったので、その2つ条件が満たせれば、本部に帰ってもいい、またどこに行ってもいいと思っていたので、移りました。


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