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会議番号:3116 開催期間 2011年09月05日- 09月12日
kazuoiさんの「もう、期待せざるを得ない」というのはすごく気持ちが表れている感じがします。何人かの民主党議員は「これが最後のチャンス」というようなことを言っていました。鳩山、菅と二人続けて国民の変化への期待を裏切ってしまったからです。 各省の事務次官(すなわち官僚のトップ)を集めて、「政治家だけでは世の中を変えられない」という主旨のことを野田首相が語りました。やっと本当の「政治主導」になるのかもしれません。ただ今回も初入閣が10人にも上っています。回数を重ねればいいというものでもありませんが、民主党政権の経験のなさがまだ心配になります。 政治家はたとえ総理になっても、自分のやりたいことが何でもできるわけではありません。むしろ錯綜する利害をどうさばいて国をよりよい方向に持っていくのかという調整手腕がいちばん問われるのだと思います。ビジョンを持っていない指導者は困り者ですが、ビジョンだけ語る指導者も困り者だと思うのです。 その意味では民主党は最後のチャンスを賭けるにふさわしい総理を選んだと言えるのかもしれません。ただ「どじょう」発言に見られるように、目は完全に国内に向いています(世界のマスコミは「どじょう」の説明に四苦八苦しておりました)。しかし今は世界経済が大揺れに揺れています。そこにどれぐらい機敏に反応できるかが問われるのですが、どうでしょうか。 さて皆さんにお尋ねします。復興のための財源は最終的に増税で賄わざるをえないと思います。借金をこれ以上できないからです。実際の形としては復興債を発行し、それをこれまでの国債とは区別して返済するために基幹税(法人税や所得税)の「復興増税」を行う方針です。問題は増税の期間です。総額12.5兆円と見積もられていますが、短期で国債を償還しようとすれば相当の増税(たとえば10%定率増税とか)になるでしょうし、長期の増税(その分、毎年の増税額は小さくなる)なら次の世代にツケを回すことになります。皆さんは、経済が低迷している現状で、こうした「復興増税」についてどのようにお考えになるでしょうか。
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