働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3202 開催期間 2012年11月09日- 11月16日
たくさんの投票や投稿をありがとうございます。たくさんの皆様が関心を持ってくださっていることを、とてもうれしく思います。 「虐待から子どもを、親を救う方法はあるのか」という問いに「NO」との投稿をくださったwinterfreshさん。「虐待防止や撲滅のために貢献されている部分は大いにあると思うのですが、果たして親子を救うための絶対的な方法が見つからない」と書いてくださいました。本当にそうだと思います。 絶対的な方法が見つかっていれば、虐待ももっと減っていくことでしょう。でも、まだそれが見つかっていないからこそ、ひとりひとりが真摯に考え、この問題に向き合って、1人1人ができることをやっていくことが、子ども虐待をなくしていくことにつながるのだと思っています。 yoshiko1125さんがおっしゃるように「虐待の根っこは孤立感と無力感」と思います。子どもが言うことを聞いてくれない……。思い通りにならないことへ、自分の無力を感じ、思い通りにさせようと叩くことがエスカレートしたり、また、高まるストレスを受け止めきれなくなってそれが無力感へと転じ、世話をしない放置する、ネグレクトに陥ってしまうこともあります。 「孤独にならないような方法が必要」(うーろんろんさん)とおっしゃるように、虐待してしまう親の多くは、相談できる相手がいない、地域とつながっていない、孤立しているケースがとても多くあります。 「何か少しでも頼れる存在…“遠慮せず頼っていいんだよ”という受容の姿勢とメッセージ」(jerseyさん)やを伝え続けることや、「(母親)自身に十分な余裕」(おれんじ78さん)を時間的、精神的に与えられるような、周囲の関わりや仕組みも必要でしょう。 「三世代同居が無理なら、地域での子育ての仕組みづくり」(violet-mさん)や、「おせっかいおばちゃんとして……格好つけずに声をかけよう」(tarshuさん)というように、地域の個人個人の関わりに救われる親子もいると思います。 ぴょこんさんが「虐待で亡くなるケースは取り上げられますが、受け続けて大きくなった子たちはあまり注目されません。身体的・性的・心理的な虐待で心に深い傷を受け、自傷や対人関係の問題で医療的介入が必要」とおっしゃるように、児童養護施設で、虐待を受けて入所している子どもたちは約6割、施設によっては8~9割と言われています。親がいるのに、離れて施設で暮らさなくてはならない子どもたちです。 虐待が原因で身体障がい者になってしまったり、精神安定剤を何錠も飲まなければ心を保つことができない心身障がい者になってしまった子どもたちもいるのが現実です。 子どもたちは、そのような自分も背負いながら、いずれは社会に出て、働いたり、生きて行かなくてはならないのです。 虐待から、子どもを、親を救う方法。さらに、具体的なご意見や、ご自身が虐待を踏みとどまった経験などもあればぜひお聞かせください。また、今回のコメントでは、父親についての記述があまりありませんでした。父親としてできることなどについても、ぜひお聞かせいただけたらと思います。 ★11/12朝、NHK「おはよう日本」で、高祖議長の講演・ワークショップが紹介され、 同日夜のNHK「NEWS WEB24」にも生出演されました。「子どもに向き合うポジティブ子育てin江東区」の一場面です。 高祖議長のフェイスブックでも、その様子をご覧いただけます。 ★次回は、11月24日(土)文京区のフォーラムに登壇されます。【高祖議長の過去の円卓会議】◆しつけのために叩くことは、必要ですか?
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