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会議番号:3407 開催期間 2016年09月09日- 09月16日
「脅威」であるとお考えの方が圧倒的に多いですね。これだけたくさんの情報が出ていることを思えば、それも当然かもしれません。しかしmayupyonさんがお書きになっているように、「なぜ脅威なのか」ということになると、なかなか難しい問題かもしれません。 私自身は、中国の基本姿勢が「侵略国家」であるとは考えていません。歴史上、他国の領土を侵略した国はたくさんあります。しかし「侵略」の理由は多くの場合「防衛」にあったということがポイントだと思います。自国領土を守るためにはその周辺を緩衝地帯として押さえておきたいし、資源輸入のルートなどがあれば、そこに対する他国の影響力を排除したいと考えるのが普通でしょう。第二次大戦で日本が南方に進出したのは、南シナ海が「死活的」に重要だったということです。戦後からこれまでは、日本は資源輸送の海域を守ろうという方向は出てきませんでした。二つ理由があると思います。一つは、資源ルートを守る能力がなかったこと、もう一つは、南シナ海からインド洋にかけて圧倒的にその海域で活動していたのが米軍だったということです。いわゆる「シーレーン防衛構想」が立ち消えになったのはそれが理由でしょう。 しかし中国の論理は違います。習近平主席がオバマ大統領に言ったように「太平洋は二つの大国が入れる余裕がある」というのが基本です。つまりは太平洋の西側は中国が「管理」すると言っているのに等しいと思います。その場合、日本にとって問題なのは、今までと同じように自由に航行する権利が得られるかということです。まして南シナ海がほとんど中国の監視下に入ってしまえば、いつシーレーンを遮断されるかという危機感に怯えることになります。これは貿易で戦後の復興を支えてきた日本にとっては受け入れがたい事実でしょう。 さて皆さんにお尋ねします。東シナ海にある尖閣に関して、「人が住んでいるわけでもないし、中国が領有権を主張するんだったら、あげちゃえば」という乱暴な議論もあります。先月、都知事選に出馬した鳥越さんもそれに類することを言っておられたと記憶します。さて皆さんはどう思われますか?★藤田議長の過去の円卓会議より・アメリカ大統領選、興味ありますか?・海外メディアのニュース、ウォッチしていますか?・18歳選挙権。期待していることありますか?
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