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会議番号:3375 開催期間 2016年01月15日- 01月22日
多くの方が政治参加する若者の数が増えることに期待されている一方、本当に成熟した考え方ができるのか、自立した考え方ができるのか、と懸念されている姿が浮かび上がります。 ここでひとつ根本的な問題を提起したいと思います。そもそも「自立した」とか「正しい」ということは、何を指すのでしょうか。小学生であれ、中学生であれ、それぞれの子どもがそれぞれの意見を持つことは可能でしょう。考え方は親や教師あるいは友人、本などに影響されるでしょうが、それは「自立していない」ということなのでしょうか。ましてそれが正しいか正しくないかは誰が決めるのでしょう。私が申し上げたいのは、意見には多様性があるのが普通の姿で、議論してさらに意見を発展させられればそれに越したことはないということです。 その意味では、新たに有権者となる若者が、選挙に行かないというのも一つの選択肢ではあります。ただそれは民主主義国家に暮らす市民の義務を放棄するものであること、代議士たちが決める法律が自分たちの生活を律するものであること、法律は不合理ならば当然変えなければならないこと(憲法も同じだと思います)、人類の歴史のなかでは権力はとかく暴走しがちで、市民が法律によって権力を律してきたこと、などなどをきちんと教育の場で説明していかなくてはならないと考えます。 とかく覚えるということが主眼になりがちな日本の教育現場で、この選挙権年齢の引き下げが、もっと自分で考えることを重視するきっかけになればいいなと思います。 ところで皆さんは、選挙権年齢が引き下げられたのに、被選挙権年齢がそのままということをどうお考えでしょう。たとえば衆議院議員は25歳以上、参議院や首長は30歳以上となっています。選挙権があるなら被選挙権があってもいいと考えますか。それとも、成熟した判断力が養成されるまで被選挙権は与えなくてもよいと考えますか。 「18歳選挙権。期待していることありますか?」にYES、NOで答えていただき、「被選挙権の年齢引き下げ」についてどう考えるかを教えてください。★藤田議長の過去の円卓会議より・ISテロ、空爆強化で抑えられますか?・自民党総裁選が無投票、これでいいですか?・大阪都構想、賛成ですか?★佐々木かをりが議長を務めた以下の会議もお読みください。 2009年10月・民法での成年年齢18歳、賛成ですか?
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