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会議番号:3426 開催期間 2017年02月10日- 02月17日
対象を子どもに絞ったため、予想はしていたもののほとんどがNoでした。また、Yesと答えた方のご意見にもNoの側面があるように思いました。“真打ち”さんの投稿では、大人の一日平均スマホ確認数が100回とのこと。このような大人社会を見て、子どもも模倣しながら育っていく。大人のスマホ依存が子どもにも影響を与えているとの指摘も目につきました。 単に「大人がよくて、子どもは禁止」では、好奇心の高い子どもはかえって興味を持ってしまいます。それ相当の理由が説明できて、“shachik”さんのおっしゃるように、大人が乱用することなく手本を示すこと重要ですね。 2月11日の朝日新聞、「私の視点」欄に心療内科医の増田彰則さんの、ゲーム依存症について、進む低年齢化についてなどの意見が掲載されていました。調査対象を小学生に広げたところ低学年男子で依存症は15%、中高生を含む調査でも、3年前と比べて倍増していると。私も同じような印象を持っています。 薬物の依存症の場合、その症状には「耐性(繰り返しの使用で同じ量では効かない、満足できない)」と「離脱(不快、不安な状況を回避するため、再度同じ薬物に頼ろうとする)」があります。ネット依存症の耐性と離脱、特に子どもはどう判断するかは難しいところです。依存症の状態の子どもは、睡眠障害など身体不調を訴え、午前中の体調の悪さが目立ちます。ゲームを取り上げると、半狂乱状態になる、激しい暴力も見られます。 依存症については、従来、ティーンエイジ以降の報告はあるものの、それ以下の年齢の子どもについては、母体内での暴露や治療薬などの調査に限られています。ネット依存症の低年齢化は、前例のない「低年齢の依存症」と考えることもできます。 依存症は脳機能に多大な影響が及んだ状態と言うことができますが、私は、発育途上の脳への影響は未知というよりは、対人関係の構築、判断力、意思決定、将来の予測、自己認識など、進化で得た人間固有の能力について、計り知れないほどの悪影響が及ぶのではないか、と危惧しています。 次は、薬物などの物質についての依存症に関して議論したいと思います。タバコ、アルコールなど大人では合法のもの、危険ドラッグ、大人でも法律で禁止されている、覚せい剤や大麻などの薬物です。 まず、子どもの自己責任かどうかを「YES/NO」でお答えいただき、その後ご意見として、子どもたちはどのようなきっかけでこのような物質に手を出すのか? 何度注意しても隠れて使用する、耐性や離脱の様子と思われる子どもはいるのか? 有効な対処法はあるのか?などをお寄せください。 多くのご投稿をお待ちしています。★古荘議長の近著をご紹介します『発達障害とはなにか 誤解をとく』 (朝日選書) ★古荘議長の過去の円卓会議より・病気か個人の問題か、迷うことはありますか?・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?・残酷な映像で、精神が不安定になったことありますか?
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