働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3458 開催期間 2017年09月22日- 09月29日
女性活躍推進施策も全国レベルで展開され、女性のキャリアデザインの可能性が広がる嬉しい時代となりました。一方、2015年の内閣府調査では、妊娠出産を機に正規雇用退職をする女性は51%。「本当は続けたかったが、勤務先に仕事と育児を両立する風土がなかった」との回答は、退職者の34%を占めました(厚生労働省委託調査・三菱東京UFJ総研調べ・2015)。 現在、改正育児介護休業法による育児休業のとりやすさや、経営者や管理者だけでなく同僚に対してもマタニティハラスメント予防対策が義務化されるなど、制度は整ってきました。ただ、制度があっても風土がない。正規雇用女性の妊娠中退職のほかの理由は、「時間が合わない」「体力がない」などの身体的理由もありましたが、これは長時間労働是正や保育園問題などでいずれ解決するかもしれない課題でしょう。体力問題は、個別性が非常に高く、継続就労動機の強弱次第で協議するほかありません。 女性活躍推進により、就労人口の49%は女性となりました。キャリアステップで妊娠出産を経た後に、転職を重ねる人もいるでしょう。しかし現状は、継続希望があっても「風土がないから退職する」の負のスパイラル状態です。 先日、NHKでも「大学生が企業を選ぶ時は、ワークライフバランスや育児との両立のしやすさを重視する率が半数以上」と報道されていました。妊娠出産育児を両立支援する風土がないことで退職せざるを得ない心理に追い込まれるかどうか、次世代のチェックが始まっています。長期的に活躍する優秀な女性人材を獲得するためにも、5年後や数年後いや来年度、入社希望してくる次世代のライフデザインのためにも、今、「社内支援」改革が必要そうです。みなさんの勤務先は、働く妊婦への社内支援は、ありますか? たくさんの投稿をお待ちしています。★大葉議長の過去の円卓会議より・全国で進行中の少子化対策。良い策はありますか?・「流産」の心配や経験、職場で話したことありますか?・働く女性と出産タイミング。考えたこと、ありますか?
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