第15回国際女性ビジネス会議リポート

分科会リポート

Discover your possibilities~あなたの可能性を知ろう

(石井浩子)ピアのリポートを読む

「Discover your possibilities ~あなたの可能性を知ろう」は、第1セッションでは唯一の英語の分科会です。「気づき」とは何かを知り、自分の可能性に意識を向けながら、自らの次のステップを明確にしていく。コミュニケーション・トレーナー、そして同時通訳者、大学の非常勤講師として活躍している石井浩子さんが講師を務めた参加型のワークショップには、意欲あふれる30名余りの参加者が集まりました。

石井浩子さん

始まる前から和やかなエネルギーに包まれた会場で、まずは椅子を円形に並べて、全員が顔を見合わせながらセッションが始まりました。私たちの内にあるものを「バクテリア」に例えて話す石井さんの力強く、ユーモアたっぷりのお話に、会場は笑いが絶えません。一人ひとりが、自分の内なるものの名前を一つずつ挙げて皆にシェアすることから、それぞれの参加者が可能性を発見する旅がスタートしました。

次は、4人のグループに分かれて自分自身について語り合いました。時間の制限がある中で、自分が語ること、ほかのメンバーの話を聞くこと、そして、自分の話がほかのメンバーたちにどう伝わったのかを知ること。そのプロセスのすべてに、可能性への「気づき」のヒントがありました。

合間に石井さんがご自身について語るストーリーに大笑いしつつ、参加者たちは積極的に語りあい、話が盛り上がり、どのグループも、話し手の交代を告げられても話が止まらないほど。初めて出会った人同士なのに、まるで何でも打ち明けられる親友同士のように、リラックスして心の内にあるものを分かち合っていました。

時間の大半にわたり、少人数グループで話し合われた後は、参加者たち全員が再び輪になって、顔を合わせます。「このセッションで話をしたことで、どのような『気づき』がありましたか? あなたが発見した新しいバクテリアは何だったでしょうか?」という石井さんの問いかけに、それぞれが見つけた新しい可能性、新しい自分を再び全員にシェアしていきます。

どの参加者の発言も、分科会開始時のときよりも輝きを増し、新しい何かを発見した喜びに満ちていました。そして石井さんが一人ひとりにかける温かいコメントに深くうなずき、ともに語り合った仲間たちとのつながりに感謝して、セッションは終了。いっそう元気になった参加者たちは、次のセッションに向かっていきました。90分では収まりきらないほど、エネルギーにあふれた分科会でした。

注)出演者の肩書きは開催当時のものです。

【ピアからのリポート】ピアとは?

■可能性を開花するために必要なものは(Coco Bennieさん)

自分の可能性は何か? それを見つけるために参加したワークショップ。意外にも自分の可能性を開花させるため今すぐすべきことが見つかりました。それが私の場合、「健康」。やる気、能力は平均値なのに、いつも挫折ばかり……。敗因は「健康」に問題があったからです。健康を犠牲に頑張ってもダメだということに気付いたのですから、これからは「頑張りすぎ」や「完璧主義」には十分注意します。健全な体に健全な思考が宿ると再認識した分科会でした。


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