佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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南谷真鈴さん

エキスプローラーズ・グランドスラム 世界最年少達成記録保持者


じゃ、これから登りましょうよ

佐々木

言葉は、とても大きいわけよね。

南谷

うん。思考は言葉となって、言葉は行動となって、習慣となって……。

佐々木

その通りです。そして、人間の脳はGoogle検索と同じなんです。いつも使っている単語が上に来るんです。だから、「悩み」っていう言葉を多く使っている人は、何でもないことを、悩み、悩みって言ってしまうの。でも、使わなくなったら出てこないから大丈夫。

南谷

分かりました。

佐々木

真鈴ちゃんは、これから2年は勉学に勤しむということだけれど山は、山には次はいつ登るの? 七つ全部制覇してエベレストにも登っちゃったから、大きな挑戦ってことはなくて、挑戦が違う方向にいくのかな?

南谷

登りに行こうと思っているのですが、タイミングが合っているのか、ちょっと自分の中で整理をしないといけないので、まだはっきりと決まってはいません。

佐々木

(笑)オフィシャルな回答としてはね。そうだね。八十何歳で登る人もいるから、これから人生で何回も登るかもしれませんね。私、富士山に登ったことがあるのだけれど、それはニュースステーションという番組のレポーターとして、アメリカ人の92歳のおばあさんの取材でのぼったの。最高齢で富士山に登るっていうニュース。

南谷

登頂は?

佐々木

しましたよ! おばあさんの取材だったから、彼女と一緒に途中で2泊して登って行ったんです。

南谷

へえー。いい思い出ですね。

佐々木

すごくいい思い出なんだけど、登頂の写真が1枚もないんだよね。

南谷

何でですか? テレビで使われたのがあるんじゃないですか?

佐々木

その登山家のものはあると思うけれど、私の、自分のは……。

南谷

(笑)じゃあ、登頂してないのと同じですよ!

佐々木

本当に? 最低だ! 私、今日の対談の準備をしている時、真鈴ちゃんの写真がいっぱいあるなと思って、ふと、「あれ?私、何で、富士山に登頂しているのに写真がないんだろう?」と思って。(笑)レポーターは取材しているので、自分の写真を撮っていなかったんですよね。

南谷

じゃ、これから登りましょうよ。

佐々木

富士山にですか?…そうね、また登ってもいいかも。ところで真鈴ちゃんは他はスポーツは何をやっているの?


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