イー・ウーマン（ewoman）

大いに期待しています（ぐっぴー・千葉県・38）

領土問題、経済問題、為替問題、全てにおいて安倍首相に期待しています。勿論、お一人の活躍だけを期待しているのではなく、改革が必要と思っておられる石破さんと手を繋ぎ、現在の日本を良い方向に導いてくれる方だと思ってます。民主党政治で、政治を政治家だけに任せる事がいかに危険かに気づかされました。安倍首相と一緒に国民も動く事が必要です。それに気づかされた今回の総裁戦だったのではないでしょうか？

本当の戦後政治の総決算を（Ａ６Ｍ２・愛知県・56）

安倍氏が健康問題で政権を「投げ出した」ことは、事実です。しかし、軽武装・経済重視の従来の日本のあり方を抜本的に変えようとして、具体的な政策を打ち出しているのも安倍氏です。経験も実績もない、世論の風を頼りに注目を集める人々よりは期待して良いのではないでしょうか。

これまでの経験を逆手に（Boulotch (ブロッチ)・広島県・44）

安倍さんと石破さんとのタッグというのが有効な気がします。以前掲げられていた「美しい日本」。この想いはベースとして保持していただきたい。さまざまな危機管理を平和的解決できる術を高め続ける国へと変身させていって欲しい。物質的・経済的発展をひとまず抑え、日本人の素質として精神的に強い国を目指し直し、国民を導いていって欲しい。再び自民に戻る……という形になると賛否両論言われるでしょうが、それまでの経験がむしろ良い踏み台になるのでは？と期待します。

首相の資質に欠ける。（レッズ・埼玉県・31）

安倍さんは首相としての資質に欠けていると思います。「美しい国、日本」というあまりにも抽象的な合言葉。私には理解しづらい話し方。持病の潰瘍性大腸炎。そして何より、所信表明演説直後に首相を辞任するという無責任さ。私は下関（山口4区）に住んでいたことがあります。地元選出議員だけに、辞任には落胆しました。たった1年間で首相を辞めた責任感の無い人には、私は何も期待出来ません。石破さんならば少しは期待したと思います。

自民党は何も変わっていない（スザンナ・海外・その他・57）

全国の自民党員の意思さえ無視して、派閥の力学を優先させた国会の自民党議員たち。力のあるリーダーを選ぶ気は毛頭なく、都合よく操ることに重きを置いた今回の総裁選びに、自民党の本質を見ました。国民のニーズから、あまりにも乖離しているのではないでしょうか。未熟な民主党の政治がまいた種で、経済も外交も緊張しているときに、まだ党内事情にしか目を向けられないのなら、日本に於ける政治のプロとはいったい何なのかと、嘆かわしい次第です。

理解に苦しむ（akodechu・福岡県・33）

安倍さんは、「志半ば」だったか「やんごとなき」理由だったかどうかは分かりませんが、一度政権を投げた方ですよね？　なぜにその方が、また日本を背負って立つ様な立場になるのでしょうか？　各党の代表選には民意は全く関係なく、政治家の都合だけでリーダーが選出され、自分達の保身の為だけに党首を選んでいるようにしか思えません。誰もが『日本の危機』と感じている今、この状況でいいとは思えません。

あまりにも現実的な自民党（佳華・広島県・50）

自民党総裁候補者がそろって原発推進派だったのには、本当にがっかりしました。確かに現実派が多く、それで今までやってきたからなのでしょうが、夢で終わるかもしれないけど政治家にはあくまでも理想を語ってほしかった。安倍さんは小泉政権である程度実績を残し、北朝鮮拉致被害者にも最初から取り組んできた真摯な政治家なのでより一層奮起してほしいけど、あまりタカ派にならないでほしい。

期待よりも「恐怖」（tarbagan・東京都・38）

今、夫婦別姓選択制を求める行政訴訟の原告をしていますが、安倍氏の再度の総理就任には期待どころではなく「恐怖」を感じます。安倍氏は教育も憲法も「伝統を重んじ」る方向に変えようと動き、これからも引き続きそうだと思いますが、小泉－安倍時代は男女平等の流れをたたく「バックラッシュ」時代でした。政治でも男女平等の観念には程遠いのに、憲法までいじられたら司法救済も不可能になってしまいます。非常に危惧しています。

予想以上に低い「支持率」ですね。やはり民主党はだめだったけど、自民党を選びたいわけではないという気持ちが強いという印象を受けます。
 
「安倍首相」に期待できないと考える人は、やはり2007年の突然の辞任が気になるようです。僕もその1人です。リーダーは健康でなくてはなりません。もし病気であればそのせいで判断を誤るということもありうるからです。首相の判断は、たとえ間違っていても非常に重いのです。私たちは菅首相でそれを学びました。
 
もしリーダーが職務に影響を与えるような重病になれば、少なくともしばらくの間はそれを押し隠します。態勢を整える時間を稼ぐためです。まして国がいろいろな意味で危機的状況にあれば、後継者を決めるまではリーダーにいてもらわねばなりません。権力争いをして外国がその隙を突くなどということがあれば、それこそ国の安全を危うくするものだからです。そうした意味で、「健康リスク」を無視することはできないと考えます。
 
石破さんが自民党の幹事長になったことに期待する人もいるようです。ぐっぴーさんもBoulotchさんも石破さんの名前を挙げています。それに石破さんは自民党員の票という意味では「過半数」を制した人です。実際、これからの政治では、どうやって政局ではなく政治で自民党が民主党を追い詰めるのかに注目する必要があるでしょう。自民党は変わったのか、変われるのか、おそらくこれからの数カ月で分かるのでしょう。
 
さて皆さんにおたずねします。もし安倍さんが首相になることが決まったら、いちばん最初にやって欲しいことは何ですか。経済再生？　行政改革？
郵政民営化の推進？　原発再稼働の推進？　財政再建？　安全保障の再構築？　皆さんにとって最も急がなければならない課題とは何でしょう。
安倍首相に期待できない「NO」の方も、ぜひ考えてみてください。


【藤田議長　過去の円卓会議より】
そろそろ自民党に戻りますか？ 　2012年7月6日～
野田新首相。期待していますか？　2011年9月5日～
安倍首相続投、支持できますか？　2007年8月27日～

• 2012.10.08
• 藤田正美 フリージャーナリスト、『ニューズウィーク日本版』元編集主幹