働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3204 開催期間 2012年11月23日- 11月30日
たくさんの投稿を有難うございます。あまりに大きなテーマなので、考えることもたくさんありますね。 「リーダーになりたいという意志のある人を増やすことで、女性のリーダーが増えると思う」というAonnetjeさんに、私も同意見です。これが、基礎基本。意識を高める+スキルを高める。そして、仲間をつくる。 イー・ウーマンを運営し、国際女性ビジネス会議などを開催しているのは、そのためです。たくさんの女性たちが志高い仲間に出会うことが、意思を高め、強めていく基本環境だと思うからです。 「成功例を増やしていく活動を」というpiccocherryさんの公的機関の職場でまず女性管理職を増すこともそのとおり。まずは政府が率先してくれるといいです。 男女格差やダイバーシティに熱心に取り組んでいる民主党政権は、政府内での女性管理職を増やす動きを始めています。 社会で女性の視点が活用されるようになるためには、働けない女性たちを働けるようにしていくということと、会社役員や大臣などトップリーダーを増やすことと大きく分けて2つあるでしょう。 後者は、ほんの一握りのリーダーでいいのです。大臣はせめて3、4人女性であるとか、上場企業の女性役員の増加は、1%といわれていますから、あと30人増えるだけでも大きいということです。 せいらさんの「上場企業に対し、一定数の女性管理職・役員をおくことを義務づける法律を作る」というのも、もっともだと思います。私自身、現在上場企業の社外役員を2社、社外監査役を1社、お引き受けしていますが、1人でもいることは意味があるでしょう。 男性が「ドアを開けた」という意味で、意味がある。しかし、欧米では、「4人以上の女性役員がいないところは影響が与えられない」と言われています。 確かに、女性役員1人というのは、「女性役員がいるんですよ、わが社にも」という言いわけだけで、実際のダイバーシティ視点を経営に入れるには少人数過ぎます。 しかし、これが法律にならないのです。先日、「独立社外取締役」を最低1人入れるという法案が審議されたのですが、法制審議会において大手経済団体の反対をもって、否決されました。社内のビジネスに関係のない利害関係のない独立性のある社外取締役の義務化を反対する、という理由が私にはわかりません。 これは、「男性管理職層の判断のみで組織が沈んでしまう危うさをいつも感じている。もう時間が無い」と続くpiccocherryさんの視点を意味すると思います。 経済界、政界、メディア界と、男性主体の過去50年の価値観で動いています。同じ物差しで、同じ価値観でモノを見る人たちが決定権者として全てのリーダーポジションにいると、「世論」をつくってしまいますね。そこを変えなくちゃダメなのに、すこ~しずつ、動き始めたのに、この選挙で戻ってしまったら、本当に残念だと思っています。 この円卓会議は、前向きにいきましょう。 女性リーダーの多くが、最初は「関心がない」「考えていない」という人だったと聞きます。私自身、会社を作ろうとか、リーダーになろうと考えたことはなかったのですが、やりたいことを追求することと、自分の行動に責任をもつうちに、今の形になりました。ぜひ、皆さんの「きっかけ」を聞いてみたい。 今、管理職などリーダー的な存在になっている人は、「なにがきっかけで」そのポジションをつかみましたか。また、「なにがきっかけで」そのポジションについてもいいと考えるようになったのでしょうか。一方で、「これが理由で、嫌だ」という、リーダーポジションを拒んでいるという理由も、どうぞシェアしてください。 投稿、楽しみにお待ちしています。 【佐々木議長の過去の円卓会議より】・女性は日本を救えると思いますか?・女性の集まる会議、参加していますか?・自分に挑戦していますか?・「伝える技術」、高めていますか?
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