働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3206 開催期間 2012年11月30日- 12月07日
8割の方が「女性の人権、守られていますか?」にNOに投票しています。投稿を読むと、法律そのものと言うよりも、むしろ制度の運用や社会の意識について疑問を感じている方が多いようですね。 ここに皆さんに知っていただきたい、ショッキングな数字があります。世界では、70パーセントに上る女性たちが何らかの形で男性から暴力を振るわれる経験をしているのです。その多くが夫や親密なパートナーによるものです。 残念なことですが、女性に対する暴力は、世界に蔓延しています。日本も例外ではありません。この国でも、過去に何らかの形の肉体的・性的暴力を受けたことのある既婚女性は、全体の3分の1にも上ると推測されています。女性の性ゆえに身体的な安全が脅かされることは、女性の人権の最も根源的な部分が揺らぐことになります。 こうしたことから、国際社会は11月25日を「女性に対する暴力撤廃国際デー」に定め、この11月25日と12月10日の「世界人権デー」までの16日間を、「女性に対する暴力反対のために行動する16日間」と位置付けて、大々的なキャンペーンを行っています。女性に対する暴力をなくすことは、国連をはじめ国際的に最優先課題の一つになっているのです。 キャンペーンの折り返し地点にあたるこの週末、「UNウィメン」の高官が来日して、女性に対する暴力を終わらせるために連帯を呼び掛け、日本のDV法、ストーカー法の問題点を国際的なスタンダードに照らして考えるシンポジウムが開催されました。 あらゆるスピーカーが口をそろえて言ったころは、行政、警察、裁判所を含めて、社会の意識を変えることの大切さとその難しさでした。法律があっても、それを運用する警察官、それを解釈する裁判官が女性の痛みがわからなければ人権は守られません。1日目の皆さんからの投稿を読んで、このシンポジウムでの議論と重なる部分が多いなあ、と感じたのです。 意識改革に正解はありません。いろいろな成功事例を知って蓄積し、応用することが有効でしょう。そこで、皆さんにお願いします。女性や女性の権利に関することで、意識改革に成功した経験をどうぞシェアしてください。どんな小さなステップでも結構です。規模は問いません。組織横断的なことでも、身のまわりへの働きかけのことでも、どうぞ教えてください! 【根本議長の過去の円卓会議より】◆世界の平和について、考えることはありますか?◆「難民」について、意識したことありますか? 【根本議長の新刊】◆『ふるさとをさがして〜難民のきもち、寄り添うきもち〜』(12/4発売) ◆『ブータン「幸福な国」の不都合な真実』
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