働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3226 開催期間 2013年04月05日- 04月12日
本日時点で、65%の方が「在宅勤務でも自己管理ができる」とお答えいただきました。正直、この数字は高いと思います。「在宅勤務をしたい」と言う方はたくさんいるのですが、いざ、その状況を想像してみると、「さぼっちゃうかも」「ダラダラしてしまいそう」「誘惑に負けると思う」という方が少なくありません。さすがイー・ウーマンのみなさんだと、あらためて思います。とはいえ……35%の方は「自己管理は難しい」と考えられています。 そこで今日は、「NO」と答えられた、東京都で働くまゆみtmさんのコメントに注目してみましょう。 『子育てしながら、などの制約がある環境だったら在宅勤務での自己実現を!とがんばるかもしれません。しかし私はそのような制約がなく、営業職ということからも、在宅だとむしろサボる気がします……。』 とても正直なコメントですね。ありがとうございます。「自分に甘い」とおっしゃっていますが、それが普通だと思います。子育てや介護など、目の前に「家で仕事をしなくてはいけない」状況にある人にとっては、在宅勤務に取り組む思いや意志が強くなります。反面、そういう状況でないと(おそらく年配の男性は特に)、「どうしてわざわざ家で仕事をしなくてはいけないのか」と、疑問に思われる方も少なくありません。これまで「会社に出社して働く」社会でしたから、当然と言えば当然ですよね。 でも、日本は少子高齢化のため、働く人口が減り続けていきます。これは「予言」とか「予測」ではありません。確実に起こる現象です。安倍政権は、これに対処するため、総理指示や施政方針で、自宅で働く環境「テレワーク」の推進を明言しています。みなさんのまわりでも、在宅勤務が増えていくことは間違いありません。佐賀県のcoharuさんから指摘いただいている『職場との連携』の必要性からも、会社が在宅勤務を導入することで、通勤している人も含めて、今の仕事のやり方が変わっていくかもしれません。 また、在宅勤務が働く人のメリットになるのは「子育て」だけではありません。「私は、絶対、病気や怪我にはならない」という人はいませんよね。また、それ以上に可能性が高いのは「親の介護」です。ある企業は、10年後の2023年には、親の介護が必要な社員が6人にひとりになると試算しました。高齢化が進む中、日本の医療は「在宅医療」に向かっています。さまざまな訪問サービスを利用するとしても、「誰が」家にいるのか、「誰が」その費用を稼ぐのか……。「在宅勤務」の必要性は、子育て以外でも確実に存在します。 今すぐ「在宅勤務」をする必要のない人も、10年後に慌てるのではなく、今から「在宅勤務」を考える必要が出てきていると、私は考えています。さて、まゆみtmさんの言葉をもうひとつ引用させてください。 『勤務先という「仕事スイッチ」は、私には必要です。』 オンとオフを切り替える「仕事スイッチ」、大切ですよね。それが「勤務先」にあるとしたら、それを「自宅」で見つけられないでしょうか。簡単ではないかもしれませんが、気持ちだけでなく、YESとされた滋賀県のらふぃきさんのように「ツール」の活用というのもあるかもしれません。 みなさんの「仕事スイッチ」は何ですか? それを、自宅で用意するとしたら、どんな方法があるでしょうか。YESだった方も、NOだった方も、そんな視点から「在宅勤務での自己管理」について、もう一度考えてみましょう。 いろんなご意見をお待ちしています!☆こちらもご覧ください〜田澤議長の過去の円卓会議より◆会社命令があれば、1カ月在宅勤務できますか?◆テレワーク(在宅勤務や在宅ワーク)、できたらいいですか?◆今の働き方、ずっと続けることができますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.