働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3238 開催期間 2013年05月31日- 06月07日
今のところ、昨年と概ね同じような出足でしょうか。6割余りの方々が「意識したことがある」とYESに投票してくださっていますね。 YESの投稿を拝見して感じるのは、いろいろな形で難民と触れ合った体験にもとづく投稿が多いという点です。そして、Noのbambinaiaさんは、まわりに難民がいないから意識しない、と。 ゆきななさんのように、東日本大震災で故郷を追われて避難生活を強いられている人たちとつなげて考える視線も大切ですね。ayaPaさんはボランティアをする難民の方に出会ったわけですが、私が出会った難民にも自分の生活が苦しくても社会貢献マインドが強い人々が大勢います。故郷、自由、権利、民主主義を失ったからこそ、そうしたものがいかにかけがえのないものかをよく知っています。 Walk714さん、にしひがしさん、lucasさんは外国での体験について投稿してくださっていますが、社会のダイバーシティを語るときに難民が欠かせない要素になっている国も多くあります。 欧米だけではありません。6月1日から3日まで横浜で「第5回東京国際アフリカ開発会議」が開かれ、今年は日本の政府と企業とが連携して投資することが話し合われましたが、多くが難民問題を抱えている国々です。こうした国々とビジネスするには、難民問題に十分な理解を持つことが不可欠では、と思いながらニュースを見ていました。日本も無関係ではなく、ナイジェリア、ガーナ、カメルーン、エチオピアなどから日本にやってきて保護を求める難民申請者もこのところ増えているんですよ。 では、日本はどのように難民に向き合っているかを見てみると、極めて閉鎖的なことに気付かされます。2012年日本に難民としての保護を求めた申請者は2545人と過去最高を記録したものの、難民認定されたのはたった18人と低水準にとどまっています。審査の1次手続きでの難民認定率は0.2%と、1982年に制度が始まって以来最低です。難民を救うのではなく、退けるための制度になっているのです。 同じように審査する先進各国と認定者数・率などで桁違いの開きがあります。そればかりか、審査結果を争うために審査が長期化し、その上申請者が増えて、わずかな公的支援金の支給も追いつかず、野宿する申請者もいるのです。 そこで皆さんには日本が難民を受け入れることについて、うかがいたいと思います。日本が難民を受け入れることはどんな意味を持つとお考えですか? 難民を受け入れるとダイバーシティがひろがるという積極的な見方もあれば、経済的にこんなに苦しいときに難民受け入れよりも、もっと先にやるべきことがあるという考えもあるかもしれません。ご意見をうかがいたいです! ★根本議長の著書をご紹介します。『日本と出会った難民たち――生き抜くチカラ・支えるチカラ』『ふるさとをさがして〜難民のきもち、寄り添うきもち〜』『ブータン「幸福な国」の不都合な真実』★こちらもお読みください〜根本議長の過去の円卓会議より・「難民」について、意識したことありますか? (2012年6月実施)・女性の人権、守られていますか?・国際女性デー、知っていましたか?
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