働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3245 開催期間 2013年07月05日- 07月12日
「『テレワーク』の正しい意味、知っていた」という方は、現在のところ4割弱。イー・ウーマンの皆様でさえこの数字……。まだまだ認知度が高まっていないことを実感しました。 前回お話ししたように、国が設定しているテレワークの定義は、以下となっています。 ITを活用して、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方 では、上記のような働き方をずっとしていないと「テレワークをしている」と言えないのかというと、そうではありません。週に8時間以上、上記の働き方をしていれば、その人は「テレワーカー」ということになります。つまり、週のうち1日だけでも自宅で仕事をすると「テレワーカー」。また、「離れた場所」は、自宅だけではありません。新幹線の中や、カフェなどで、毎日2時間仕事をしている人も、テレワーカーです。 国土交通省が出した最新の調査結果(平成24年度テレワーク人口実態調査)では、テレワーク人口は21.3%。つまり、働く人の5人に1人はテレワーカーとなります。「そう言われても実感がわかない」という方も少なくないのではないでしょうか。つまり、「テレワーク」という言葉を正しく理解できていない人が多いということです。アベノミクスの政策に組み込まれる中、私たちも、しっかりと正しい知識を持ちたいですね。 コメントでは、具体的な質問もいただきました。 「オフィスではなく別の場所で、社内にいるのと同じ仕事をするのがテレワーク。ノマドは会社の枠にすら縛られず、自力で仕事をとってきます。合っていますか?」というJerrybさん。 上記の定義だと、「自力で仕事をとって働いている人(自営業)」も、週8時間以上、本来仕事をする場所以外で仕事をしていれば「テレワーカー」です。つまり、「ノマド」は、「テレワーク」という働き方のひとつの形であると、私は認識しています。次回にもう少し詳しくお話しますね。 「パソコンで入力したデータをインターネットで納品していますが、雇用されていないので私はテレワーカーではない?」という茜子さん。 そんなことはありません。週8時間以上、自宅でITを使って仕事をされているのであれば、茜子さんもテレワーカーです。 「テレワーク」の定義はとても広いため、さまざまな働き方をしている人に該当します。ですから、働く立場、テレワークをしている理由、テレワークをする方法などもさまざまです。そこで、重要になるのが「テレワークの分類」。しかし、現状では、国や団体、専門家等でそれぞれで分類しているため、わかりにくくなっているのが実情です。次回はこの「分類」についてお話しますので、テレワークに対する理解を深めていきましょう。 さて、次回に向けてのお願いです。みなさんの「働き方」について教えてください。「雇用されているか自営か」「ITを使って仕事をしているか」「主に仕事をしている場所はどこか」「別の場所で働くことがあるか」「その場合、週のうちどれぐらい別の場所で仕事をしているか」などなどです。 次回の「分類」の話とあわせて、みなさんの働き方を一緒に見ていくことができればと思います。よろしくお願いします。★田澤議長 過去の円卓会議より・在宅勤務でも、自己管理できますか?・会社命令があれば、1カ月在宅勤務できますか?・今の働き方、ずっと続けることができますか?
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