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会議番号:3349 開催期間 2015年06月19日- 07月17日
たくさんの投稿、誠にありがとうございました。 中高生や息子さんなどの若い世代のニオイを不快に感じられている方、アブラのようなニオイであるミドル脂臭を加齢臭だと思われていた方、一緒くたにしていた方など、様々でした。いずれにしても、これまでは世代によるニオイの違いを意識されていた方は多くなかったようです。 しかし、今回円卓会議をご覧になっているみなさんはすでにご認識であるように、男性のニオイは年齢によって変化します。下記のグラフをご覧ください。このグラフは、年齢とともに変化する3つのニオイの「におい指数」を表したものです。20~30代は「汗臭」、30代後半~40代は「ミドル脂臭」、50代以降は「加齢臭」のにおい指数が最も高いことがわかります。 まず若者のニオイが「汗臭」です。体臭が活発な10~30代前半で強く、汗と皮脂を菌が代謝分解することで発生します。ワキを中心に発生する酸っぱいニオイが特徴です。 ミドル男性のニオイである「ミドル脂臭」は、これまでご紹介してきたように35~45歳を中心に発生するニオイです。汗中の乳酸を菌が代謝することで、ジアセチルというニオイの原因物質が発生。皮脂由来の中鎖脂肪酸と混じってミドル脂臭となります。 そして、「加齢臭」ですが、こちらは50代以降で本格化します。ニオイの原因物質である2-ノネナールは、皮脂の酸化により発生し、枯草のようなニオイが特徴的で、実際はそれほど不快ではありません。高齢者の方のニオイがあまり不快ではないという方が多かったのは、そのためです。 このグラフからもわかるように、ミドル脂臭がピークを迎える35~45歳のときには、「汗臭」「加齢臭」も同時に存在している3重苦の状態です。ですから、この年齢こそ最もニオイケアをする必要があると言っても過言ではないかもしれません。 さて今回は、年齢によってニオイがどう変わるのかをご紹介しました。すでにご家族などのニオイを軽減する工夫をされている方からの投稿が届いていますが、最終回に向け、さらにみなさんが行っているご家族やパートナーのニオイの軽減の工夫をお寄せください。効果的だった方法のほかに、「うまくいかなかった例」も教えてください。 また、ニオイケアは本人に伝えることが難しい面もあると思います。身近な人と、ニオイについて話した体験談もお待ちしています。みなさんのお話から、「におうけど、言いにくい」と思っている方のヒントが見つかるかもしれません。 皆さんのご意見とご感想、お待ちしております。
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