イー・ウーマン（ewoman）

臭いニオイはもとから改善（nekosaurus・愛知県・46）

健康のことを考えて、家での食事には化学調味料が添加されているものを使わず、外食チェーン店での食事やコンビニ食を止めるように言っています。おやつもスナック菓子などは、お付き合い程度で、ほとんど口にしていません。その結果、息子も夫も、同世代の子達や人達に比べ、不快なニオイは殆どしません。清潔に保つことは大切ですが、いくら消臭剤などで誤魔化そうとしても、体内からにじみ出てくるものを改善しなくては意味がないと私は思います。

ちょうど差し掛かりました。（kazuoi・35）

今年2月で35歳になりました。ちょうどご指摘の年代になりました。仕事柄、帽子・制服を着用していますが、この2～3か月ほどで体臭がきつく感じます。自分でも不快に思うこともしばしば。制服などには消臭スプレーをし、シャンプーも2度していますが効果は薄いようです。対策法などあれば御教授頂ければと思います。

クエン酸で洗濯（メヌエット・兵庫県・56）

加齢臭とひとくくりにしていましたが、ミドル脂臭という言葉に納得しました。以前から枕カバーや、衣替えの時に肌着を取り出すと、臭いだけじゃなく繊維が黄ばんでいて体脂が原因だろうと思っていました。2年前から季節の変わり目の肌着洗濯には「クエン酸」を入れてみたらどうだろうと思い、いつもより長く洗濯時間を設定、すすぎ回数も1回増やしてみたところ効果があったので続けています。今年の衣替えでも臭いも黄ばみも気にならずとても満足です。これからも続けます。

食事で変わる？（Piwo・32）

40を目前に、頭皮や首から酸っぱいような古い油のような臭いをかもし出すようになった夫。そもそも外国人で体臭がキツメではありましたが、ハッキリした理由がわからず、動物性の油の摂りすぎかなぁと、最近は野菜を多くし、たんぱく源は魚をメインにしていますが……。食生活で臭いは軽減できるのでしょうか？

匂い対策はフロスと重曹洗い（ゆめゆめ・神奈川県・47）

ミドル脂臭いという言葉は知らなかったのですが、時々脱臭のため洗濯機に洗剤+重曹を入れていました。重曹は油汚れをとり、脱臭効果もあるので結果的にばっちりでしたね。あとは、ミドルのにおいは口から発するものとも思っているので、夫にはフロスを使って奥歯の間をよく掃除するように奨励しています（もちろん私も）。

確かに40代と違う（unagi・東京都・54）

私は男性ですが、40歳を過ぎた頃、家族に「古い油揚げのニオイがする」と言われ、よく洗っているのに！と驚いた記憶があります。家族でないとなかなかズバリは指摘しにくいものではないかと思います。最近は「枯草」と言われたので、まさに議長のおっしゃる通りの変化でした。40代の頃、清潔にはしているつもりでしたが食生活は肉が中心、酒量も多く、喫煙者でした。今は野菜中心、酒はほどほど、煙草もやめたので、年齢のせいもありますが生活習慣も大きいのではと感じています。

上司に相談（遥海空・東京都・41）

だいぶ前、後輩の男性のスーツが臭い、ちょうど彼が一人暮らしを始めた時期だったので、節約のためにクリーニングに出せなかったのかな？と数日間は我慢しましたが、近くに寄ると相当強烈で、営業先でお客様に不快な思いをさせたらまずい！と思い、恐る恐る男性の上司に報告、正直に「臭う」と。上司がどのように彼に話をしたのかはわかりませんが、数日後には臭いは収まりました。家族や親しい人以外の異性に言うのは難しいので、できれば同性の信頼できる人に頼むのがよいと思いました。

言葉を知りませんでした（miko87・東京都・42）

つい先日も、実家の母と妹とそんな話（それぞれのパートナーの枕がにおうとか、換気をこまめにしてるとか……）になりました。でも、実のところ、どんなにおいがミドル臭なのかよくわかりません。かといって、嗅ぎたいとも思わないのですが。こういう人が、香りの強い柔軟剤をつかったり、香水などをつかったりしたら、匂いが混ざってしまうのですよね？

制汗剤使いすぎる問題は？（ぺり・33）

男性のにおいで気になるのは、他の方の意見にもありましたが体臭と口臭です。体臭には市販の制汗剤、口臭は歯科に定期的に通ってケアするという対策をしています。思い出すのが、高校生のときの体育の時間。皆が教室で一斉に制汗剤、消臭スプレーを使用して教室中が大変なにおいになりました。汗はでるのが当たり前なのにそこまでやらないといけないかと思いました。気にしすぎの問題もあると思います。

たくさんの投稿、誠にありがとうございました。
 
みなさんが行っているニオイ軽減の工夫、興味深いものばかりでした。また、ニオイは、家族以外だと指摘しづらいものですよね。しかし、気になる後輩男性のニオイを上司に相談し、問題を解決されたという遥海空さんのお話は、参考になる1つの方法かもしれません。
 
今回、ニオイを軽減する方法として皆さんから寄せられたのが、食事の工夫でした。ニオイ対策には、バランスの良い食事を摂ることが大切だと言われます。野菜より肉が好き、決まった時間に食事を摂れない、夜食や間食が多い、お酒をたくさん飲むといった方は注意したほうがいいかもしれませんね。忙しい毎日だと思いますが、生活習慣を見直して規則正しい生活を送りましょう。適度な運動をすることも合わせてお勧めです。
 
もう1つ意識していただきたいのは、3日目でもご紹介したようにニオイが年齢によって変化する点です。主に10～30代は「汗臭」、30代半ば頃～50代半ば頃は「ミドル脂臭」、50代以降では「加齢臭」が発生するというのは、すでにご説明したとおりです。ですからニオイ対策も、年齢に合わせて変化させる必要があります。
 
まず、10～30代で強い「汗臭」は、ワキを中心に発生します。原因である汗、皮脂、菌を抑えるために、制汗デオドラント剤を適切に使うといいでしょう。
 
そして、30代半ば頃から50代半ば頃を中心に、使い古したようなアブラのような臭いを発する「ミドル脂臭」を抑えるためには、2つの部位の対策を意識しましょう。
 
1つの対策が丁寧な洗髪です。ミドル脂臭は、「後頭部」を中心に発生します。この年代の頭皮脂は固くなり、そこにミドル脂臭が蓄積してしまい、洗い落ちにくい状態になります。普通のシャンプーではニオイの原因を落としにくいため、固い頭皮脂を洗い流せる洗浄力、菌を減らす効果のある殺菌力がシャンプーに必要です。固い頭皮脂を落とすためにも、シャンプーで後頭部を丁寧に、2度洗いで合計3分洗うことをおすすめしています。
 
2つ目は、同じくミドル脂臭を発生させる首の後ろを丁寧に洗うことです。襟足から首筋を、しっかり泡立てた殺菌効果のあるボディソープをしっかり泡立て、丁寧に洗うと効果的です。
 
最後に、50代以降で本格化する「加齢臭」対策です。加齢臭は、皮脂（アブラ）成分の酸化により発生します。皮脂が多い胸や背中を中心に発生しますので、消臭対策用のボディシャンプーで胸や背中を洗うこと、さらにボディシートなどでこまめに胸や背中を拭きましょう。
 
ニオイ対策としては、正しい生活習慣を送り、年齢ごとに異なるニオイの原因を知って、それに適した対処を行うことが大切です。正しい原因を把握して適切な対処をすることで、今年の夏はさわやかに過ごせる方が増えると嬉しいですね。約1ヵ月間、ありがとうございました。

• 2015.07.10
• 久加亜由美 （株）マンダム　技術開発センター　研究員、臭気判定士