働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3358 開催期間 2015年08月28日- 09月04日
様々なご意見、ありがとうございます。 YESの方からは ・子どもが小さいうちは拾えるが段々話してくれなくなる ・自分の子どもからは拾えるが、他の子どもは難しい ・日頃から言葉を交わす、近所の子に「君を見ているよ」のメッセージを発する ・拾った後、どうすれば良いかわからない などのご意見をいただきました。 また、NOの方からは、SOSに気づけなかった体験もシェアしていただきました。 Nyaon.さんは「拾う」という表現が大人目線で違和感を覚えるとの事……ホントにそうですね。子どもの目線で考えること、大事ですよね。 YESのはなちよさんからは、話題になっているツイッターでの鎌倉市立図書館の呼びかけについて触れてくださいました。 ◆鎌倉市図書館(@kamakura_tosyok)ツイッターより 「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」(引用ここまで) 私は、民間から公立中学校の校長になりました。「不登校の子に特別支援教室という別室登校を認めるなんて甘い」というご意見もあるかもしれませんが、「教室に行く」ことはその子の将来にとって100%有益かというと全くそうではない……というのが最近の生徒指導上の考え方でもあります。しかし、いまだに、先生たちの中でも、保護者の中でも、教室もしくは自宅か、という二者択一しかないと思い込んでいる方もいます。 そんな中、鎌倉図書館の発信はすてきだと思いました。図書館だけではありません。さまざまな場所に「居場所」があることが、子どもにとってどれだけ豊かな人生につながるのだろうと思うのです。 日本の学校はそもそも「選べない」ということが、子どもにとって厳しいと感じています。「同じ学齢で、同じことを、同じペースで学ぶ」ことしか許されていない。自宅近くの公立学校か、それとも一部の裕福な子が行く私立か、しかない。 それに比べ、さまざまな国の学校を見に行き、ぜひ日本に取り入れたい教育先進国があります。オランダの教育は、小学校の卒業時の到達目標はありますが、自宅の周りに様々な種類の学校があって、学び方ですら選べます。 子どもたち同士でもめ事を解決するピースフルスクール、ITで教育の可能性を探っているスティーブジョブススクール、科学を主体としたレオナルドダヴィンチスクールなどなど、100種類以上ものフィロソフィーを持つ学校が公立・私立問わずあり、そして公立私立にかかわらず無料です。また、生徒が200人集まれば新しい学校を作ることもできます。家庭の教育方針により、子どもと保護者が話し合って学校を選びます。当然、日本のように12万人もの不登校はいないわけです。 一足飛びにはなかなか今の日本の教育制度を「選べる」形にはできないとは思いますが、抜本的に変わらない限り「学校がいやでつらい子」はなくならないと思います。その他、家庭の問題や、経済状況の問題等、さまざまな子どもたちからのSOSがあるので、とても複雑です。 さて、あなた自身やお子さんには、どんな学校を「選びたかった」ですか? その学校ならSOSを発しやすいか、あるいはSOSを発するような事態にはならないのか。そんなことも考え合わせて、投稿をお願いします。★平川議長の過去の円卓会議より・子どもが自立するために“よい方法”、ありますか?・学校と家庭の連携、上手くいってますか?
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