働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3442 開催期間 2017年06月16日- 06月23日
「日本政府の待機児童対策、上手くいっていますか?」という質問に対して、厳しい回答が目立ちました。「YES」はわずか10%、「NO」が90%に達しています。 violet-mさんは友人・知人の例を挙げて、子育てと仕事の両立が依然として難しいこと、保育園探しのために引っ越しを余儀なくされた方もいる、としています。 あきんぼさんの投稿からは、年々厳しくなる保育園入園の様子が分かります。希望を10園も書かなくてはいけない現状。ご自身が23年前にお子さんの保育園を探した時は、認可保育所に入れないことは考えられなかった、と言います。 この感覚は私も同じです。約10年前、子どもが保育園に入った時、フルタイム勤務の共働き会社員で、近くに祖父母がいなければ、0歳でほぼ希望の園に入ることができました。子どものクラスメートは、ゆるやかな自営業の方もいて「工夫すれば入れる」感じがありました。 一方、ここ数年、若い友人の話を聞いていると、同じ地域でも保育園入園の難しさが段違いで驚きます。自治体は認可保育所を増やしていますが、それを上回る勢いで共働きが増えていることを感じます。 ナカサワさんが書かれているように、アンケートで「子育てしやすい街」に選ばれたことで、共働き子育て層が流入し、保育所開設が追い付かないのが実状でしょう。 ただし、政府が目標を掲げることに「一定の効果がある」ことも事実です。nekosaurusさんは、お住まいの自治体で3年連続、待機児童ゼロになった、という例を挙げて下さいました。 私は昨年4月、東京・永田町にある自民党本部で開かれた、待機児童対策会議に出席しました。民進党、公明党を含め、主要政党で待機児童対策に取り組む国会議員の方に実状を伝え、意見交換をしており、その一環でした。 自民党の会議は、私が取りまとめ役をして、待機経験者の母親や保育事故に詳しい弁護士など数名のグループで出席しました。その際、驚いたのは、出席した自民党の男性議員の発言です。 「1億総活躍と言うのだから、働きたい人が(保育園がなくて)働けないのはおかしい」 「都市部で保育園を作りやすいよう、土地提供者に税制優遇などを考える必要がある」 女性議員はもちろん、男性議員も、待機児童問題を深刻に受け止めていることを感じました。そうした経験から、私自身は「政府」や「政治家」をひとつにまとめて責任者扱いするのは、違うかな、と思っています。 そこで、皆さんにお尋ねします。一体、どうしたら、待機児童の問題を本当の意味で解決できるでしょうか。様々な論点があると思いますが、ぜひ、ひとつに絞って、その理由とともにお書きください。★治部議長の過去の円卓会議より・あなたの仕事、数年前よりフレキシブルになっていますか?・働くカップル。子どもは2人以上がいい?・月額20万の保育費支給! だったら働きたい?
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