働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3450 開催期間 2017年08月18日- 08月25日
たくさんの投稿をありがとうございました。8割の人がノーを選んでいるのですね。「人前で話す」ということに苦手意識がある人が多いことが伺えます。日本も最近の小学校ではプレゼンテーションの授業があると思いますが、私が子ども・学生の頃は、人前で話すというと、音読か発表でした。話をする、ということがなかったですものね。 私も今は講演させていただく機会が多いのですが、20代前半は、セミナーでも後ろに座り、誰とも話さず、という傾向が強く、スピーチなんて!と思っていました。でも海外や国内合わせ1500回以上のスピーチを通して、たくさん学び、身につけてきたと思いますので、それを「講演者総合養成講座」や『必ず結果を出す人の伝える技術』などで伝えてきました。今週はその中から具体的に皆さんの質問と課題に沿ってお伝えしたいと思います。そして、もちろん、みなさんからも教えていただきたいと思います。 unicuさんは、「自分の仕事内容をきちんと説明できないことに愕然としました」とコメントされていますが、素晴らしいですね。まず、そのような「気づき」があることが大切です。「あれ?通じてない?」とか「私の説明はどうもダメだ」と感じることができれば、第一歩。成長します。そもそも、伝えることが上達しないケースの多くが、自分のコミュニケーションに問題や課題があると思っていない、ということにあります。あるいは、アドバイスを受けても「まあ、そういう点もあるかもしれませんね」などと、真剣に受け取らないケース。しかし、unicuさんは「愕然と」ということですから、いいですね。でも、ここで止まってはダメです。さあ、始めましょう。 スピーチ上達のコツ(一部) 1:全てが機会 「そのような機会を避けて」「とにかく緊張してしまう」などの発言が聞かれますが、話をする機会は増やしましょう。そうすれば上達を認識できます。 2:あらすじを書く 「原稿を書く」という人がいますが、本当に人生最初のスピーチであれば、一度書いてみるのもいいかもしれません。そして、大体の時間の感覚をつかむ。しかし基本的には、あらすじを書いてスピーチの筋道を検証する、という程度にしてみることをお勧めします。 3:目的を明確に=コアメッセージを決める m yukieさんが「あれもこれも盛り込みたくなって」と書かれていますし、もろりんさんも「話したい核がはっきり決まらないまま突入」などと書かれていますが、自分が話すときに、つまり1行でいうと、何を伝えたいのか、というコアメッセージを明確にする必要があります。それを伝えるために話すのです。 4:聞き手を見る おれんじ78さん「反応を確かめるのが苦手」、Jerrybさん「頭が真っ白になり、何をしゃべっているのか自分でもわからなくなる」、Isabel86さん「聴き手をひきつけるところまで達していなくて」「途中であがってしまい」・・・というのは、多くの人が体験することなのですが、ちょっと視点をずらしてみましょう。聞き手の顔を見て、心を感じて話をするのです。自分のスピーチはうまくいっているのか?ということが気になるということは、視点が自分に向いているということ。こういうときに上がったり、真っ白になったりします。自分ではなく、聞き手の気持ちだけを考えて話すと、心配はなくなります。いーちゃんさんの「非常時にも対応できるように準備」は、高いレベルに近づいているのでしょうか。非常事態も、聞き手を見ていると、対応可能なことがたくさん出てきます。 5:楽しませる あきんぼさん「ある程度面白いことも言わないと」、zunさん「ユーモアを交えて」、などと、楽しませることに意識がいっているなんて、素敵ですね。英語のスピーチだと、笑わせるための本まで出ているのですが、日本語でのスピーチはこのような視点で学習してこなかったことが多いですね。別にジョークを言わなくても、楽しい雰囲気にするためには、笑顔で話すとか、話全体の構造や言葉選びを前向きにするなど、で工夫ができます。 ・・・などなど、まだたくさんのポイントがありますが、「おこがましいかもしれませんがイエス」とおっしゃるシンゴパパさんは、「相手を見ながら話す」といっていますから、私と同じです。全ては、聞き手、です。 「スピーチの時、一番大切にしていることは何か?」という質問ですが、私が大切にしていることは「聞き手が聴き終わったときに元気になり、前向きになり、情報を持ってアクションにつなげてくれるかどうか」です。 9月2日スタートの「講演者総合養成講座」は、ものすごく贅沢な講座です。どなたでもご参加いただけるので、ぜひ。最高の学び場です。 ということで、「担当事業の説明をする機会があります」「上手になる近道があれば教えてほしいです」「聴衆を引き込むような話をしてみたい」「学ぶ場があるとよいな」という投稿もありましたので、働く人の円卓会議2日目に向けて、「上手なスピーチって何が違うのか」「プレゼンや説明と講演は何が違うのか」を考えて投稿を寄せてください。また、「感動したスピーチの事例」「この人のビジネスプレゼン、ここが上手」など、今まで聞いた中でのいい事例と悪い事例?も教えてください。★佐々木議長の過去の円卓会議より・思考の整理、できていますか?・日本の男女格差、世界111位に落下。日本は大丈夫?・人前で話す力。上達していると思いますか?★受講生募集中!人前で話す力を高める「講演者総合養成講座」 2017年9月開講 24期 / 2018年1月開講 25期
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