働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3471 開催期間 2017年11月17日- 11月24日
YESが8割以上となりました。「独りにしない」(真打ちさん)、「あなたは大切と言葉や行動で示す」(シンゴパパさん)など、具体的な方法を述べていただきました。「先日友人がお子さんを自殺で亡くした」(Jerrybさん)などリアルな体験を述べていただくなど、早速さまざまな投稿をいただきありがとうございます。 自殺に至る経緯、それを思いとどまることは、個々で異なります。一つの要因で説明できることはありません。個々の事例を検証し分析していくことになります。 先日の朝日新聞に以下のような記事がありました。「厚生労働省は、事故や虐待などによる子どもの死亡事例を幅広く検証し、再発防止につなげる制度を導入する方針を固めた。『Child Death Review(チャイルドデスレビュー、CDR)』と呼ばれ、死亡に至った経緯を詳細にデータ化するのが特徴だ。(中略) CDRは米国や英国などで制度化されている。事故や虐待、病気や自殺などで亡くなった子どもについて、死亡の経緯だけでなく、生活背景や治療状況、育児の実態などをデータ化。医師や警察、児童福祉関係者ら有識者が共有して原因を検証する。どうすれば防げていたかを分析し、再発防止策に生かす(以下略)」。 ここでのポイントは3点あると考えています。1つは、自殺や病死も含めた死亡事例全部を検討の対象とすること、2つめは生活背景などを広く検証してデータ化して情報を共有すること、3つめは子どもの年齢を乳幼児などに限らず18歳もしくはそれ以上まで検証の対象とすることです。 先日もお伝えしましたが、青年期の死亡原因のトップは自殺です。その多くは、早い時期から強く自死を意識していたのではないかと推測しています。しかし、個人情報の保護の関係で情報を共有できないことや、教育関係者などは自殺について言及する自体をタブー視する傾向にあり、道徳教育や、漠然と「命の尊さ」を繰り返すなど、実効性に疑問のある取り組みしか行われていなかったのではないでしょうか? 逆に実効性のある取り組みとしては、電車のホームに転落防止柵を設置することやブルーライトを使用することなどがあげられます。また、cheetanさんのご意見のように「思いとどまった」体験を蓄積していくことも重要です。「死にたい」と打ち明けられたら誰でも戸惑いますが、多くは、本当に死にたいわけではなく「自分ではどうにもならない、助けてほしい」という、SOSのメッセージです。先日の犯行はそのメッセージを逆手に取った卑劣な犯行と言えます。 言語化の難しい子どもの場合、またその予兆を感じさせない(隠している)子どものSOSをどうしたら早めにキャッチ出来るのか、また、どのようにしたら「考え直してくれる」のでしょうか? ご意見をお寄せください。★古荘議長の過去の円卓会議より・自信をなくしている子どもを元気づける方法、ありますか?・子どもの依存症、本人の自己責任ですか?・病気か個人の問題か、迷うことはありますか? ★古荘議長の近著をご紹介します!『発達障害とはなにか 誤解をとく』(朝日選書)
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