イー・ウーマン（ewoman）

ニュースを多方面から見るために（JKstyle・17）

私の家庭では、新聞をとっていない代わりに、朝は日本のニュース、夜はCNN等海外のニュースをつけていることが多い。日本のニュースで取り上げられるのは、ほとんどが国内の話題。海外の話題は大きな事件でも報道されないことがあるため、CATVで海外のニュースも見るようにしている。加えて、例えばCNNでは、時折日本では報道されなかった日本のニュースや、違う立場から見たニュースが流れている。日本を、他国からの目線で客観的に見るのも面白く、友達にも勧めている。

日本のメディアは何を伝えたい？（nekosaurus・愛知県・48）

2年前の議長の問いかけに反省し、海外メディアのニュースをウォッチするようになりました。そこから、内閣府や外務省、農林水産省など、どのような動きをしているのか見るようになりましたが、数年前の自分を棚に上げ、日本のメディアの変わらなさが目に付くようになりました。旧態依然の組織の内輪もめや雪に弱い東京のことばかり挙げていないで、もっと世間に伝えなくてはいけないこと多々あるだろうと、はがゆい思いです。

北朝鮮のリスク（DiamondBar・東京都・49）

北朝鮮についての報道の違いに関心を持って見ています。欧米系のメディアは日本よりも距離的には離れているわけですが、北朝鮮と韓国および米国との関係について、紛争が発生するリスクが高いとみているような気がします。一方で巻き込まれるリスクがある日本ではそれほど緊張感のある報道はされていません。過度に反応する必要はないにしろ、日本の地政学的リスクが高いという事実は知っておく必要があると思います。

着眼点の違いと三面記事（anastasiayano・海外・その他・33）

海外に住んでいるため海外メディアの報道に触れる機会の方が多い毎日です。同じ事柄一つをとっても、国によって着眼点が違う事がとても興味深いです。ずっと不思議に思っていたのが、いわゆる三面記事のような一般社会で起こる事件・事故について、海外の報道は報道の数が極端に少ないように感じることです。欧州等ではスリなどは日常茶飯事で、実際の事件数から比べても治安は日本の方がはるかによいのに、錯覚を覚えます。海外でこのような報道が少ないのは理由があるのでしょうか。

ソース明記と比較サイト必要！（シンゴパパ・静岡県・50）

本業の通信業界のニュースは海外メディア発信のものも多いため、海外メディアのニュースも見ています。ただ、政治関連のニュースはトレースしきれてないので、国内で報道する場合もソースを明記して欲しいです。また、まとめサイトではないですが、同じニュースをメディア毎にどのように報道しているかの比較サイトがあるといいと思います（既にあるかもしれませんが）。

SNS経由で様々なニュース配信（まゆみｔｍ・東京都・48）

Facebook, Twitterなどを経由してCNN, Fox, Newsweek, NY Times, Forbes, huffpost...等、様々なニュースソースに簡単にアクセスできるようになりました。SNSで興味を引かれたら元ネタのWebsiteに飛び、日本語記事の翻訳がいい加減なら英語サイトを閲覧。お陰様で日本のメディアが取り上げないニュースも海外の知人たちと会話できています。改めてそう考えるにつけ、日本のメディアにがっかり感を禁じえません。

報道の質が問題（ふさえ・東京都・63）

CNNとBBCはケーブルで、NYタイムスはネットで、その他の独立系メディア（DemocracyNow!）からも情報を得ています。ジョーク番組はYouTubeで。海外物は質が高く、芸人も自分の意見を堂々と言っています。日本の報道は全体的にレベルが低く、報道機関は権力を監視するのが仕事という基本が分かってない。特に日本のTV報道はスポンサーと政府への忖度がまかり通っており報道の体をなしていない。何が報道されていないかが問題だと、私は思います。

自ら目を向け、アンテナを張る（imagadaiji・鹿児島県・43）

昨年、長年住み慣れた関西の都市部から九州の過疎地へUターンしました。180度違う生活に戸惑いが大きく帰国子女の様な気持ちでいたところ、このテーマ。地元のニュースばかり耳に入り、なんとかテレビやネットで国内の情報を仕入れてバランス維持に四苦八苦していたので、ハッとしました。世界は広いのですね。今は地元の公共機関で嘱託勤務ですが、先日の米国の株価下落も一切話題に登りませんでした。興味の範囲が狭まることへの危機感があります。良いテーマ、刺激になります。

必要は認識していますが、（Futachan・兵庫県・57）

以前から日本のメディアだけでは情報に不足、偏りがあるので、定期的に海外のニュースにも目を通さないとという意識はありますが、習慣にはなっていません。これを機に皆さんの情報源や実践方法を学び、自分でも習慣として取り入れたいと思います。

友人のSNSから（hiro2・59）

自分からは積極的に情報をとりにいっていません。SNSでつながる友人には、社会的なニュースを率先してとりあげたり海外のメディアに詳しかったりする方が何人もいるので、そこそこタイムリーに知ることができていて感謝しています。たまたま昨日まで3日間台北にいっていましたが、出発前の朝の日本のマスコミ報道と現地のテレビの地震の報道の違いを実感しました。街の様子は普通に見えましたが阪神大震災のときの神戸と大阪の違いのようなものと感じました。

2年前の問いかけをきっかけに海外メディアをウォッチするようになったというnekosaurusさんの投稿は、私にとって嬉しいものです。それに前回より、YESと答えられる人の割合も増えているようです。私が海外メディアと頻繁に接するようになったのは、ニューズウィーク日本版に携わるようになったときでした。英語を必死に読まなきゃいけなくなって、Newsweek（英語版）だけでなくEconomistやらNYTimes、Financial Timesなどにも手を広げました。
 
当然のことながら読み切れるはずもないのですが、それでも海外メディアを追うことは、世界を理解する上で重要だと思っています。こと海外の事情に関する限り、正直言って日本のメディアの信頼性は大幅に落ちます。それは日本にいる海外メディアの日本に関する記事がやはり信頼度が落ちる（よく理解もせずに頓珍漢なことを言うとか、現象面だけに囚われるとか）のとまったく同じことです。もちろん日本のメディアにも優れた記者はいますが、それでも日本語情報だけを頼っていると外国の様子はよく見えません。
 
一昔前は海外ニュースをフォローするのは簡単ではありませんでした。第一、値段が高かったし、リアルタイムで手に入れることが難しかったのです。でも今はほとんどのメディアだけでなく、一時情報源（たとえば米国政府の役所とか）すらも簡単に手に入ります（もちろん無料だといろいろ制限はありますが）。無料のメディアではBBCやロイター、CNNもネットで見たり読んだりできるでしょう。つまりは皆さんはとても恵まれた環境にいるということです。そうしたメディアだけでなく、たとえばドイツのシュピーゲル誌には英語のサイトもあるし、中国やロシアにも英文サイトはあります。
 
さてこういったメディアをフォローするメリットは何でしょうか。DiamondBarさんが北朝鮮問題を例に挙げておられます。日本のメディアより海外メディアのほうが北朝鮮問題を深刻に考えているように見えるというのです。たとえば米朝戦争が勃発して日本はどうするのか。米艦防護だけでいいのか、もっと直接的な行動は必要ないのか。もし日本が核攻撃を受ける可能性が高くなったら、どうするのか。日本ではやはり「核」ということにトラウマがあるために、ドンドン踏み込んだ記事が少ないと感じます。

さて、皆さんが情報収集している海外メディアとはどんなものがありますか？





★藤田議長の過去の円卓会議より
・海外メディアのニュース、ウォッチしていますか？（2016年2月）
・中国の南シナ海進出、脅威ですか？
・経済記事、読んでますか？

• 2018.02.12
• 藤田正美 フリージャーナリスト、『ニューズウィーク日本版』元編集主幹