働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3500 開催期間 2018年06月22日- 06月29日
「好きな人と出会って、お互いに恋愛感情が高まったら結婚して、子どもが産まれ」というのが、近代社会(日本では戦後から1990年頃まで)の恋愛結婚のスタンダードでした。しかし、近年、社会の多様化が進むにつれ、このスタンダードが世界的に崩れ、結婚と恋愛を切り離す傾向が始めています。そして、その崩れ方が、欧米と日本(東アジア含む)では、真逆の方向を向いていると考えています。 欧米では、「結婚を考えずに恋愛をする」という傾向が強く、フランスや北欧では婚外子(結婚していない母親から生まれる子)が過半数となりました(日本2%、韓国は1%程度です)。人生の伴侶を見つけるのが目的だから、結婚は必要ないと考える人が増えたのです。 一方、日本では、「あさーかす」さんがいうように、「恋愛を省いて結婚したい(妊娠したい)」という結婚自体を目的としたものが増えています。 では、どちらが少子化を解決するかというと、実は、フランスや北欧は、少子化を克服しつつあります。好きな相手と性的関係をもてば、子どもは生まれてきます。 日本では、「長続きするだろうか」と結婚に慎重になりすぎて、結婚自体が増えていません。恋愛という勢いがないので、むしろ結婚に踏み出しにくくなっているという側面があります。 「真打ちさん」がいうように、二人でいて「幸せかどうかが最も重要な感情の軸」という意見にはうなずけます。ですが、その幸せが「情熱的な恋愛でないと幸せがもたらされない」と考えるか、「何事もなく結婚生活が続けば幸せ」という考えもあり、人それぞれです。しかし、後者という考え方をする人が増えるが故に、少子化が止まらないというのは皮肉なことに思えてきます。 一週間、お付き合いいただいてありがとうございます。特に、プライベートな体験に基づく意見はたいへん貴重です。シェアいただいて、重ねてありがとうございます。★山田議長の過去の円卓会議より・自治体の婚活支援、賛成ですか?・日本男性の草食化は、よいことだと思いますか?・景気がよくなると、あなたは幸せになると思いますか?
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