働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3529 開催期間 2019年02月01日- 02月08日
投票と投稿をありがとうございます。たぶん一般的には、もっとためらう方が多いような気がします。 「虐待通告」について、ためらう理由をたくさんの方にお寄せいただきました。虐待通告について知られていない部分も多いため、主な投稿に対して回答したいと思います。 ・「通告者を特定されてしまうのではないか」(IZUMIさん) 189(児童相談所全国共通ダイヤル)にかけると、最寄りの児童相談所に24時間電話がつながります。匿名で通告できます。内容によって、「もう少し詳しく状況を伺いたいことがあるかもしれないので、お名前と連絡先を教えてほしい」と聞かれることもありますが、守秘義務があります。お名前などの個人情報が、虐待かもしれない親などに伝わることはありません。 ・「子どもたちに影響が及ぶのではないかという不安」(HARUMAさん) 今回の心愛ちゃんのケースでは、(報道ベースではありますが)支援を行うべき大人の対応のまずさによって、心愛ちゃんへの悪い影響があったと思わざるを得ません。 ただし、虐待を受けている場合、子どもから公的機関にSOSを出すのは難しく、もちろん親自身が通告することはかなり少ないので、公的機関は「虐待かもしれない」情報をキャッチすることが困難です。だからこそ、周囲からの通告(情報提供)が子どもを守る一歩につながります。 ・「(泣き声が聞こえたが)どの部屋かわからない」(minpandaさん) 泣き声は、毎日、数時間に及ぶ、「ギャー」など、心配になるような泣き方の場合は、通告ください。マンションなどの場合、どの部屋かわからない場合がありますが、上の方からとかの情報でも大丈夫です。ほかからの情報提供があれば、それらの情報と合わせて状況が確認できます。虐待でなくても、なんらかの子育て困難を抱えている場合があり、通告によって、支援の第一歩につながります。 ・「誤通報で親子が引き裂かれた記事を見た」(M-Changemさん) 通告しなくて、子どもが命を落としてしまったら、後から悔やんでも、子どもの命は戻りません。誤通報で親子が引き裂かれたというのも、もしかしたら、児童相談所などの判断として、少し親子を離して養育状況を整えたほうがいいという判断だったのかもしれません。児童相談所の介入について、悪い情報はたくさんネットに流れていますが、通告からの支援によって、救われた親子がたくさんいるという事実もあります。 ・「通報者はどの様に関わることになるのか、が分からないとためらう人がいて当然」(みろろんさん) 通告者は、情報提供者。上記にも書きましたが、可能なら、再度、詳しい情報を教えてほしいと児童相談所からアクセスがある可能性もありますが、その後、何か一緒に動くなどはありません。 ・「児童相談所が抱えているケースが多過ぎて対応に追われている、という報道が多く、こんな些細な事を通告していいのだろうか?と迷う方もいるのでは」(もろりんさん) 確かに児童相談所が抱えている案件が多いのは、事実です。が、虐待かどうか、支援の必要性などについては、児童相談所が判断します。その通告がなかったら、だれも気付かずに、傷を負ったり、命を落としてしまう可能性もあるのです。 あなたは、「虐待通告、ためらいますか?」「自分はどうするか?」という視点でぜひご回答ください。ためらう場合、その理由もお聞かせください。実際に通告した、または通告をためらった体験談なども、ぜひ教えてください。そして、虐待通告の方法などについて、何か提案やアイディアがあれば、お知らせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待防止推進月間。虐待通報、ためらいますか?(2013年)・虐待と思われる場面に遭遇したら、声をかけますか?・児童虐待、過去最多12万件。5割が「心理的虐待」。防げますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.