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会議番号:3266 開催期間 2013年11月01日- 11月08日
11月1日から「児童虐待防止推進月間」。毎年11月3日を「オレンジリボン一斉配布の日」として、私も地元の足立区と、銀座で、オレンジリボン啓発マスクを皆様に配り、子ども虐待防止オレンジリボン運動へのご協力を呼びかけさせていただきました。 銀座ではたくさんのボランティアさんと2万枚を配布、足立区では6カ所の駅での配布を行いました。今月中に全国の支援団体の皆様と15万枚の啓発マスクを配り、一般の方々への呼びかけを行って参ります。全国各地で子ども虐待防止のイベントなども行われていると思いますので、ぜひ、ご参加ください。 たくさんの投票と投稿をありがとうございます。 「ためらって通報をしない選択をした結果、子どもの命が消えてしまうくらいなら、疑わしきは、ためらわず通報するようにしたい」(チャイルドファーストさん)、「判断が誤りだったら……と、二の足を踏む気持ちもわかるが、命と誤報の重みは比べるまでもない」(真打ちさん)という声があるように、子どもの命を守ることを最優先に考えていただきたいと思います。 厚生労働省では児童相談所全国共通ダイヤルを「虐待を受けたと思われる子どもを見つけた時などに、ためらわずに児童相談所に電話していただけるように」と定義しています。「虐待を受けたと思われる」つまり、間違っていてもいいので、連絡してくださいということです。 厚生労働省「子ども虐待対応の手引き」(平成25年8月23日改訂)には、以下のように明記されています。 「(個別事例において虐待であるかどうかは)保護者の意図の如何によらず、子どもの立場から、子どもの安全と健全な育成が図られているかどうかに着目して判断すべきである。保護者の中には自らの暴行や体罰などの行為をしつけであると主張する場合があるが、これらの行為は子どもにとって効果がないばかりか悪影響をもたらすものであり、不適切な行為であることを認識すべきである。」 つまり、虐待かどうかの判断は、親や大人側の目線ではなく、子どもの立場で判断しようと言うことです。 「助けを求めることすらできない子どものことを思うと、見過ごすことはできません。」(yumminさん)がおっしゃるように、虐待を受け、命にも関わるようなケースは乳幼児や低年齢児に多く、子ども自身が自分から助けを求めることはできません。虐待されても子ども自身は親のことが大好きですし、親しか頼ることができません。そして、子ども自身、他の家庭のことを知らないので、自分自身が虐待を受けているということを認識していないことも少なくありません。「ボクが(わたしが)悪い子だから、親から殴られる、壁に叩きつけられる、ご飯を食べさせてもらえないんだ」と、自分を責めてしまう子どもがとても多くいます。 もちろん、近所の方々の声かけや見守りがあることによって、子育てに苦しんでいる親子が救われるなら、それが一番理想です。ですが、関わり方が難しいケースもあるでしょう。また、ケースによりますが、関わりもしながら、念のため行政にも連絡する(行政が把握しておく)ことも、とても大切だと思います。 Zonnetjeさんから「通報は匿名でしょうか?」と書き込みがありましたが、守秘義務があり、連絡した方の情報は守られることになっています。 香月美里さんの「もし本当に誤報だった場合はどうなるのでしょう?」については、間違いは謝れば済むこと、子どもの命には代えられないことと思います。そして、子どもが泣き続けるなど、何かしら子育ての大変さを抱えている場合も多く、「児童相談所全国共通ダイヤル」への連絡は、たとえ虐待でなくても、子育て情報の提供ができたり、行政のサポートが入るなど、支援の一歩につながるものです。だからこそ、ためらわずに連絡して欲しいと思います。 「生命の危険がない場合でも、栄養・衛生・教育面で子の未来が脅かされることもある。通報で救える将来がある以上、迅速で的確な判断・対応をと願って止まない」(真打ちさん)ということです。 虐待通報をためらうという方はYES、ためらわない方はNOに投票してください。そして、「ためらう理由」「ためらわない理由」および、「児童相談所全国共通ダイヤル」への要望なども、ぜひお聞かせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待。親子を救う方法ありますか?・しつけのために叩くことは、必要ですか?・ママになって、人生の楽しみ増えましたか?
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