イー・ウーマン（ewoman）

趣味仲間が居ない時に（地球交響曲・大阪府・42）

1人だと楽しめないな～という趣味を楽しむためだったり、苦手意識がある人付き合いの予行練習をしたりの際に利用してみたいです。値段は、実際に遊ぶとなると数時間はあっと言う間なので、他の実費も生じるとなると例で出ていた1時間1000円～2000円位でないと、これ以上は高額になり過ぎる気がします。

アドバイス役として（le petit prince・千葉県・27）

私としては、仕事のアドバイス役としてレンタルしてみたいです。私の仕事は、接客業であり、お客様も十人十色で、毎回、決まったパターンがありません。その為、レンタルフレンドでしか出会わないような方に第４者からの目線に立った話やその方の経験などを聞いてみたいですし参考にしてみたいと思います。

お話を聞きたいと思います（りさき・埼玉県・54）

友人関係には、お金を絡めたくないと思っています。残念ながら私の現生活環境の事情で知り合う人は限定されてしまっています。「レンタルフレンド」の方から、いろいろお話を伺いたいと思います。また、それに対して自分も本音を話してみたいとも思います。その方の体験、考えなどを伺ってみたいと思います。1時間1000円+お茶代+交通費が適当だと思っています。

利用予定は無いけれど理解できる（nekosaurus・愛知県・50）

友人だからといってあらゆる場を共にできるとは限りませんし、その場その場で一緒に過ごす友人は選別しています。また、学生の頃の友人は思い出を共有していて、大人になってからの友人は興味・関心を共有していると思います。だから私はレンタルフレンドは合理的だと思います。その場だけで終わるのか出会いの場になるのかは時と場合によると思いますが、それは金銭が介入しない人との出会いでも同じことだとも思います。

自分はNOだが父の話し相手なら（ROSARY・東京都・58）

ありがたいことに自分に関しては、求めるときには誰かがいてくれるし、そうでないときはひとりで行動することも苦痛ではないのでNoを選択しましたが、遠距離の介護施設に入っている父の話し相手として、NPOのサービスを1時間2000円ほどで利用しています。認知症の父のとりとめもない話をただ聞いてくれる存在は、「他人」だからこそお願いできることだと思っています。

利用者の気持ちは理解できるが（黒船・神奈川県・51）

私自身は、どちらかというと、今は一人でゆっくり過ごす時間の方が欲しいくらいです。首都圏に住んでいれば、セミナーやワークショップ、お散歩同好会などなど、知らない同士でも参加して楽しめるイベントが沢山あります。気軽にその場での会話を楽しむことには事欠かないので、必要性を感じない。もしレンタルするのであれば、例えば家の片付けなど自宅近辺での相談に乗って貰える人が、その専門サービスよりも安く来て頂けるときかと思います。

絶対的なニーズが思いつかない（Mia・愛知県・52）

利用例をみると、なるほどねとは思うけれど、自分がそれを利用するケースが思いつかないです。いい出会いだなと感じられても友人にはなれないし、友人に変わるかもしれない出会いを求めて利用するのはチャレンジすぎる（笑）。自分が講演会などを開催するようなことになったら、席を埋めたくて利用するかも！

出会いやご縁も私には大切（Elda・東京都・56）

私は使ってみたいとは思いませんが、もし私が今と違う状況（例えば家族や同じ興味・関心を持つ友人が身近にいない）と仮定すると、使いたいと思う人がいることは理解できます。ただ、その時もおそらく自分は、有料のサービスにアクセスせずに（たとえ狭くても）自分の周囲の人脈をたどって求めるどなたかを探します。紹介にしろ偶然にしろ、出会う経緯そのものも、私にとっては、お金に置き換えたり料金に反映したりしきれない大切な部分らしい、ということに気づかされました。

レンタルではなく専門家に依頼（パフィンドーナッツ・埼玉県・50）

もし自分の知り合いで事足りないことがあれば、私は必要である案件の専門家にそれぞれお願いをしたいと思います。費用はレンタルより高額とはなりますが、中途半端なイメージのレンタルは使いたくないというのが今の考えです。

名前に違和感があります（kotoki・静岡県・35）

レンタルフレンドというサービスを始めて耳にしました。話し相手が欲しいというのは分かりますが、それを「レンタルフレンド」というカテゴリでまとめてしまうには違和感があります。ゴルフやカラオケなどのアドバイスであれば、専門サービスにフレンド性を求める方がしっくりきます。でないと、文面に記載のあるようにキャバクラやホストーサービスに近くになり、トラブルが発生しそうです。ロボットがレンタルフレンドの役割を果たす時代が来るように思えます。

響きが苦手（SallyChan・東京都・48）

レンタルという響きが苦手です。お金で貸し借りの関係という感じがしすぎます。特定のことをお願いする人ならアドバイザーフレンドとかコンサルタントフレンドとかのほうがいいと思いますが。私自身は家族と居る時間のほかにも、ひとりでいる時間がつくれないとつらいので、普段の友人や趣味、仕事関係の人たちから関連して会う人たちと話をするだけで十分。わざわざお金を払って人と一緒にいようとは思わないです。

ジェネレーションギャップ？（まうやん・東京都・48）

私は友達や家族のレンタルを受けたいとは思いません。もしかしたらこれはジェネレーションギャップなのかもしれませんが、結局あとで虚しくなると思うので、そんな思いをするぐらいなら一人で行動した方がよいですし、たとえば亡くした友人や家族の代わりなら、ほかのリアルな友人や知人と話していた方が気がまぎれますし虚しさは残らないからです。実際はどの世代の方が多く利用しているのか、気になりますが……。

　いろいろご意見ありがとうございます。使ってみたいという人は少数ですが、レンタルしないという意見の中でも、ROSARYさんのように父親の話し相手にとか、理解はできるという人も多いですね。また、パフィンドーナッツさんのように、アドバイスなら専門家を雇うとか、「お金を払って一緒にいようとは思えない」というSallyChanさんのような否定的な方もいらっしゃいますね。
 
　レンタルフレンドをやっている人に話を聞くと、利用者の中で実際に友達や仲の良い家族がいない方というのはほとんどいないようです。まず、リアルな友人や家族には頼みづらい、話しづらいことで利用する人が多いそうです。私は、おっさんレンタルの主催者の方に話を聞きましたが、典型的なのは不倫の相談で、確かに家族にはできないし、友人に話すのもリスクが高い。母子家庭の方が思春期の息子を連れてきて、私には男の子のことは分からないから、父親代わりにアドバイスしてほしいと頼まれたこともあるそうです。ただ、そのように必要に迫られてレンタルすることは、多くの人には無関係ですね。
 
　ELdaさんが言うように、「同じ興味・関心を持つ友人が身近にいない」から使う人も多いようです。ゴルフ、カラオケ、ショッピング、町歩きなどのお相手です。一緒に同じ事を体験し、感想をシェアしながら楽しむレンタルフレンドです。通常の友人との違いは、「お金が介在する」ことです。
 
　その場合、レンタルフレンドと一緒に居ることを楽しむことは、それはリアルな友人との楽しみ方と違うのでしょうか？　まうやんさんが指摘するように、「結局あとで虚しくなる」ものなのでしょうか？　楽しい体験というのでは同じなのでしょうか？
 
　リアルな友人との楽しみと、お金で雇った友人との楽しみは同じなんでしょうか？　違うんでしょうか。「レンタルフレンド、使ってみたいですか？」へのYES、NOとあわせて、その点にも意見をいただければありがたいです。


★山田議長の過去の円卓会議より
・結婚に恋愛感情は不可欠ですか？
・自治体の婚活支援、賛成ですか？
・日本男性の草食化は、よいことだと思いますか？

• 2019.06.10
• 山田昌弘 中央大学 文学部 教授