働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3555 開催期間 2019年07月26日- 08月02日
初日から熱い投稿をありがとうございます! 皆さんのご意見をみると、男性の育児休業義務化に賛成が7割強。この数字は、改革への強い希求を表しているかと思います。「義務化でもしないと、男性の育児に対する意識は変わらない」(こはくさん)、「ドラスティックに変わる仕掛けが必要で、今がその時」(黒船)といったものです。 こうしたコメントをみるなか、私は以前スウエーデンで取材した共働きカップルのことを思い起こしました。まもなく生まれるわが子を待ちわびる男性は「育休は3カ月とる」と楽しそうに話してくれました。私が思わず「3カ月も」と聞き返したところ「職場では普通のことだけど」と怪訝な顔をされてしまいました。ちなみにこの二人は入籍前のカップルでした。 スウエーデンでは、男性の育児休業取得率は9割に達します。その背景には、男女の賃金格差が小さく、育休中の収入補てんが手厚いことがあります。また、両親に与えられる育児休業のうちパパしか取れない育児休業が約3カ月あります。ご承知の通り、北欧では男性の家事・育児参加も進んでいます。これを促したのが、男性の育児休業取得だったといいます。まさに意識改革の契機となったのです。 みなさんのコメントを拝見しながら、日本でも男性の育児休業を義務化することで、職場の意識改革、そして家庭での家事育児参加が一気に進むだろうと想像しました。 一方で、義務化には反対という慎重派も3割います。もちろん男性の育児休業取得には賛成だとしながらも「今回の育休明けの見せしめ人事のような例につながる」(ナカサワさん)、「より少ない人数で同じかそれ以上の成果を出さなくてはいけない」(himikさん)と懸念するのです。 この他、男性の育児休業義務化には、中小企業の負担増を心配する声が上がります。また男性のほうが収入の多い家庭が多いため、収入減で家計がたちゆかなくなるケースも出てくると指摘されています。 これらを考えると慎重に議論を進めることが必要でしょう。さて皆さんの職場では、パタニティハラスメントを含め、「男性が育児休業を取りにくい雰囲気」がありますか。見聞きした事例も含めて、投稿をお待ちしています。★野村議長の過去の円卓会議より・入試、就職、昇格で 「女性差別」と感じたことがありますか?・フェイクニュースにだまされない自信、ありますか? ・定年を意識したことがありますか?
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