今週の英エコノミスト誌のサイトに面白い広告がありました。”You’ve seen the news, now discover the story." もちろんエコノミスト誌の購読を勧めるコピーです。the news のもう一段深いところに the story があり、エコノミスト誌はそれを読者に提供するとしています。要するにストーリーとは表面的な事実がどのような意味を持っているのか、それがどのようなことにつながっていくのかということです。
BBCやCNNの他Al Jazeeraを挙げておられた方もいます。中東のニュースは中東の放送局が強いと言えるかもしれません。中国やロシア、フランス、ドイツなどにも英語のニュースサイトがありますから、それらを読み比べてみるのも参考になるかもしれません。シンガポールには The Straits Timesという新聞もあります。ちなみにこの原稿を書いている日曜日の夜のトップニュースは中国武漢の原因不明のウィルスで新たな患者が出たという話でした。
そのほかの私がフォローしているサイトのトップニュースを並べてみます。Finacial Times はやはり中国のウィルス話で、日本などの専門家があまり大騒ぎしないようにと言っているのに対して、「このウィルスによる肺炎の重症度や感染力にはまだ不明の点が多いと専門家が警告」というものでした。ロイターのトップはハリー王子とメーガン妃の話、シュピーゲル誌の英語サイトのトップは、リビア内戦です。ニューヨークタイムズはトランプ大統領の弾劾裁判について、ワシントンポストはやはり弾劾裁判関連の記事です。今週のエコノミスト誌の表紙は「資本主義社会の持ち家政策という経済政策は間違いだった」というちょっとショッキングな記事です。Al Jazeeraのトップはリビア、新華社はコロナウィルス、ウォールストリートジャーナルは大統領弾劾のニュースです。英ガーディアンも弾劾がトップでした。