働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3579 開催期間 2020年01月31日- 02月07日
2016年9月に議長を務めたときにはYESが2割だったのに対して、3年半後の今回はYESが6割以上と3倍になっています。 投稿を見ますと、脱プラスチックの実践(le petit princeさん、ニライカナイさん)、SDGs建築ガイド日本版の発行(みもざさん)といった職場の取り組みから、チャイルドスポンサー・リサイクル・リユース(ニライカナイさん)など個人の取り組みまで、さまざまな実例が挙がっています。 一方NOの方の投稿からは、まだ身近でない、会社では取り組んでいても個人では何もしていない、何をしたらいいかわからないなど、YESの方との温度差も感じます。今回の円卓会議を通じて、NOの方達が一歩でも歩みを進めてくれることを熱望いたします! 電通が昨年行った「SDGsに関する生活者調査」の結果 を見てみると、男性がSDGsという言葉は知っていても行動が伴っていない人が多いのに対して、女性はSDGsという言葉は知らなくても実践している人が多いことがわかります。 こうした女性たちをはじめとする「無意識実行層」の人たちが、地球や私たちの社会が直面する課題を知って、 世界中のみんなで力を合わせて実現を目指す世界目標があると理解してくださったときに、もっと大きなモチベーションや行動の原動力になると信じています。 そういうこともあり、SDGsについてお話しする時には、難しいことではないと具体的にイメージしていただけるように心掛けています。地産地消・使い切り・食べ切り、マイボトル・エコバッグ、衣替えのシーズンの「洋服交換会」、イベントの登壇者のジェンダーバランスを配慮することなど、私自身が日頃心掛けていることも含めて、私たちの暮らしの中でできる工夫や、ものやサービスを選択する際の着眼点などをSDGsに結び付けながら伝えています。「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」という手軽な冊子を配布し、肩ひじ張らずに気軽にアクションを起こしてもらうよう呼び掛けてもいます。講談社の雑誌『FRaU』 も最新号がまるまる一冊SDGs特集で、暮らしの中で実践できることを多角的に提案しています。 ただ、既に実践していることをただ漫然と続けることや簡単なことだけで満足してしまってはとても十分ではありません。 実を言うと、SDGsは実施5年目に入り、一部には進展もありましたが、このままでは達成できるメドは立っていません。例えば、貧困削減のスピードが落ち、このままでは2030年に貧困人口がゼロにはならず、世界人口の6%も残ってしまうことや、気候変動や紛争の影響で飢餓人口がここ数年増加に転じていることなどがありますが、一番の脅威は気候危機でしょう。 だからこそ、国連は今年から2030年までを、SDGsを実現するための「行動の10年」として、SDGsの実践の取り組みをスケールアップして加速化するよう、世界のリーダーやあらゆる関係者に呼び掛けています。 そこで皆さんにお願いします。あなたやあなたの周りに当てはめて、SDGsアクションをスケールアップ・加速化するために何ができるかをぜひ投稿してください。投票と合わせて、どうぞよろしくお願いします。◆根本議長の過去の円卓会議より・国際女性デー、知っていましたか?・「SDGs」に取り組んでいますか? (2016年9月)・世界の貧困。2030年までになくせると思いますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.